みなさんは「プロジェクター」に対してどのようなイメージがありますか?
私はこう思っていました。
プロジェクターってこんな感じ?
- 設置が面倒くさそう
- 画質が悪そう
- 置く場所がない
と勝手にネガティブなイメージを持っていて、そもそも液晶テレビがあれば必要ないだろうと思っていました。
さらに「プロジェクターは敷居が高い!」と感じている方も多いと思います。
ところがこんなプロジェクターがあったらどうでしょう?
こんなプロジェクターならどう?
- どこでも設置できる
- 手のひらサイズで持ち運べる
- スマホと接続して画面をそのまま投影できる
スマホで撮影した写真・動画を画面そのままプロジェクターに投影できるって考えたらワクワクしませんか?
それを可能にするのが軽量で小型なモバイルプロジェクターです。
今回、HP(ヒューレット・パッカード)のモバイルプロジェクター「MP120」を一足先にレビューさせてもらうことになりましたので、実際に触ってみた感触や使用方法などをレビューしてみようと思います。
敷居が高いと思われがちなプロジェクターが「実は手軽に使える!」という認識が広まってくれたら光栄です。
モバイルプロジェクター「MP120」とご対面
こちらが「MP120」ですが、外箱が思ったより大きかったので「これがモバイル?」と一瞬不安になりました。
ところが開けて安心。
良かった、小さい。
サイズは118 × 121 × 24.5(mm)、重さは265g。
このサイズならビジネスシーン、旅行、キャンプなど外出先へも余裕で持っていけるサイズですね。
付属品は「本体/電源アダプター/三脚/説明書一式」になります。(※以下画像、レビュー用サンプル品のため電源アダプターが異なります。国内で発売される商品は日本の電源に適合したものが付属します。)
そもそもプロジェクターってコード類がゴチャゴチャしているイメージがあったんですが、MP120はとにかくシンプルでいい。
これだけで分かる通り、どこでも手軽に使えそうな感じがしますね。
背面の端子周りがコチラ。
配線が苦手!という方も、このレビューではスマホとWi-Fi接続するので電源(DC in)以外は使わないので安心してください。
では、早速スマホとモバイルプロジェクターを接続してみようと思います。
【使い方】スマホとWi-Fi接続する
まずはWi-Fi接続設定から。
本品には説明書が付属されていますが、手順を追って説明します。
1.アプリ「EZCast」をダウンロード
スマホにアプリ「EZCast」をダウンロードしておきます。
2.プロジェクターの電源をONにする
電源がONになるとプロジェクターのレンズから投射されます。
こうなっていればOK。
3.スマホでWi-Fiの接続設定をする
「設定」→「Wi-Fi」から「Projector-xxxxxxx」が表示されたらタップします。
4.Wi-Fiのパスワードを入力する
Wi-Fiのパスワードはプロジェクターから投影された画面に表示されているので、PSK:○○○○○○○○○の番号を入力します。
これでWi-Fiの接続は完了です。
5.ミラーリングして作業は完了!
最後にスマホの画面下からスワイプしてミラーリングできていればOK。クリックするとチェックマークが表示されます。
これでいつでもどこでもスマホ画面をプロジェクターで投影することが可能になりました!
設定はものの数分で完了したので、プロジェクターってこんな簡単に設定できるんだ!と驚きましたね。
(※Android端末の場合、アプリ「EZCast」側からでもWi-Fiの接続設定ができるようです。)
プロジェクターをスクリーン投影してみた
まずは10畳ほどの寝室に100インチのスクリーンを貼って投射!
画面がデカイ!w
写真だと伝わりにくいですがスゴイ迫力。
スクリーンが無くても白い壁なら十分キレイに見えるんですが、やはりあったほうがキレイですね。
実は我が家にプロジェクター用のスクリーンが無かったので買っちゃいました。
そしてスマホで撮影した動画を再生してみると・・・
おおぉ!想像以上にキレイ!
MP120はスマホ画面がそのままミラーリング投影されるので、いつもどおりの操作で動画や写真を再生するだけです。
何気なく撮った日常の動画が、こんなに大迫力で映し出されると感動しますね。
「MP120」の解像度は854×480ピクセル、明るさは120ルーメン、コントラスト比が1500対1と、数十万円の高級プロジェクターに比べたらスペックは劣りますが、スマホと連動して使えるモバイル端末ということを考えれば十分過ぎるスペックだと思います。
三脚を使えばどんな角度も固定設置
付属品の三脚は360度雲台になっていて投射方向を自在に設定できます。
もし天井に映像を映し出したければ上に向けて固定するだけ。
ちなみに、サウンドは本体側面から音が出るようになっています。
最初はどこから音が出るんだ?と心配になったけど、さすがモバイルというだけあって“本体さえあれば大丈夫”という設計になっていました。
モバイルプロジェクター「MP120」を使ってみた感想
プロジェクターって少し敷居が高い映像機器だと思っていたんですが、実際にMP120を使ってみたら「こんなに手軽に使えるものなんだ」と驚きました。
自宅で使うのはもちろん、パーティや披露宴の二次会などプロジェクターを使う機械ってあると思うんですが、そんな時はモバイルプロジェクターが便利ですね。
必要な場所に持って行き、サクッと手軽に設置できることを実感しました。
これまでビジネスやプロの現場で使われていたプロジェクターが、もっとファミリー層に広がっていくと面白いですね。