日常の筆箱として使い勝手の良いロールペンケース。
ペンが互いに擦れて傷つかないため、万年筆などの高級筆記具を入れる方も多いですが、普段から使えるリーズナブルな製品まで様々なタイプのロールペンケースが販売されています。
ケースを開けば、どの道具がどこにあるか一目瞭然で探す手間もありません。
ロールペンケースにはそれぞれ個性があり、用途によってはペン以外に収納できるものも多々あります。
- 絵画道具
- 工具ツール
- メイク道具など
また、革製のロールペンケースであれば、ペンを巻くことによってできる独特の経年変化によって自分だけのペンケースに生まれ変わります。この艶と肌触りはペンケースならではの変化。
このような画像を見ると思わず使ってみたくなりますよね。
この記事では社会人から学生まで使える、誰が使っても恥ずかしくないおすすめのロールペンケースをコレクションしました。
自分の用途に合ったロールペンケースが見つかればいいなと思います。
お洒落で使えるロールペンケースを厳選9品
デルフォニックス(DELFONICS) ロールペンケース
厚手の帆布素材で強度もしっかりしており、使い続けることで帆布生地が柔らかくなって手に馴染みやすいペンケースに変化していきます。
ポケットが7つもあり、多機能ペン・はさみ・カッター・定規など様々なツールを収納することができます。上部にはフラップ(ふた)があり、バッグの中でペンが飛び出すようなこともなく、ぴったりと巻きつけられるようになっています。
高価な本革製ロールペンケースが多い中、手軽な価格でロールペンケースを購入できるのもおすすめできるポイントです。
- 素材:帆布
- 手になじむ帆布の生地感
- 7つのポケットで収納に便利
- 落下防止フラップ付き
- リーズナブルな価格
ステッドラー(STAEDTLER) レザーペンケース
筆記具製図用具の世界トップブランド、ステッドラー社(ドイツ)が発売している本革製ロールペンケース。革は薄めに仕上がっており、柔軟性があり手に馴染みやすく使いやすいと評判です。
中は3つのポケットで仕切りと落下防止のフラップが付いているため、万年筆からボールペン、ツール類まで傷付けることなく収納することができます。
サイドの大型収納部は、消しゴムやふせんなども収納できるよう工夫されています。カラーバリエーションはキャメル、ネイビー、ブラック。
最大のポイントは、本革ロールペンケースの中では最もコスパのよい製品であるという点。初めてロールペンケースを使ってみたい方にはおすすめできる商品です。
- 素材:本革
- 3つのポケット+大型ポケット
- 落下防止フラップ付き
- リーズナブルな価格
土屋鞄 トーンオイルヌメ ロールペンケース
土屋鞄といえば、本物の素材をシンプルなデザインで作り上げる国内で最も有名な革工房の一つ。
ナチュラルで丈夫な革にオイルをたっぷり染み込ませた「オイルヌメ革」を使用したロールペンケースは、天然の痕跡やシボの表情があり、使えば使うほど自分だけの革に経年変化していくのが最大の魅力です。
薄めの革を採用していることで、柔らかくてペンの形に馴染みやすく、時間と共にしっかりとした「型」が出来上がっていくので、使い続ける楽しみがあります。
内側はソフトな起毛スウェード(豚革)を使っており、とても優しい触り心地に。
革紐で無造作にぐるぐる巻きにし、持つことを楽しむことができる本物のロールペンケースと言えます。
- 素材:本革+スウェード
- 本革ロールペンケースの代表的商品
- 薄めの革で手に馴染みやすい
- 天然の痕跡やシボが楽しめる
- 美しい経年変化が魅力
エムピウ(M+) ロトロ スエード
お洒落なロールペンケースを使ってみたい方は「M+(エムピウ)ロトロ」がおすすめ。デザインにこだわりながらも収納力が抜群で、使い勝手が良いペンケースです。
使い方は一枚革で中身を包みこみ、ギボシで留めてロックして使います。留め具はゴムバンドで長さを調整できるので、容量に合わせてピッタリとホールドする仕様になっているのもポイント。
一般的な筆記用具であれば10本以上収納ができ、開いた時も中身が見やすいため取り出すのも簡単です。
カラーバリエーションも豊富なので、気に入ったカラーが必ず見つかるハズ。
独特で高級感のあるデザインなので、他人とは違うペンケースを使いたい方はチェックしてみてください。
- 素材:本革+スウェード
- 独特なデザインでお洒落
- 10本以上収納が可能
- 長さ調整ができるため、ピッタリとホールド
- カラーバリエーションが豊富
パイロット(PILOT) ペンサンブル ファスナー付き
国内筆記具のリーディングカンパニーであるPILOTから発売されている「ペンサンブル」は、万年筆愛用家の中では有名なロールペンケースとして知られています。
キップレザー(仔牛の革)とスウェード(豚革)を使い、柔らかく手触りが良い仕上りになっています。
太軸の筆記具が5本入り、ファスナーには小物も収納可能。
上部にはかぶせ蓋(フリップ)が付いており、ペン同士の接触を防止することで、高級万年筆を利用している方でも安心して使うことができます。
ペン愛好家に支持されているだけある、ユーザー満足度が非常に高い商品となっています。
「ペンサンブル」シリーズにはペンの数に合わせてバリエーション豊富に展開されており、一覧にまとめたので参考にしてみて下さい。
ファスナー付き | 型番 | 参考 | |
1本挿し用 | × | PSR1-01 | Amazon |
1本挿し用(ロング) | × | PSR1-02 | Amazon |
3本挿し用 | ● | PSRF3-01 | Amazon |
5本挿し用 | × | PSR5-01 | Amazon |
5本挿し用 | ● | PSRF5-01 | Amazon |
- 素材:本革+スウェード
- 万年筆愛用家も高評価
- 上質なレザーで柔らかい手触り
- 高級ペンも安心して使える
- 万年筆におすすめ
高級万年筆には無駄なキズを付けたくないので、保護を目的としたペンケースを選ぶようにしています。そこで私が使っているのはPILOTの「ペンサンブル(Pensemble)」という本革ロールペンケース。とにかく触り心地が良くて使い[…]
Beahouse×どや文具ペンケース
関西の文具好きの集まり「どや文具会」を中心にtwitter上で意見交換しながら開発されたペンケース。
国産の高級本革と帆布を使い、熟練の職人により一つ一つ丁寧に作られています。
トレー式になっていることでペンが散らばらず、収納物が一目で分かる機能性の良さは文具好きならではのアイディアが満載の一品です。サイズが大きめで大容量収納であるため、ペン以外にも様々なツールが収納できる点もポイントのひとつです。
- 素材:本革×帆布
- 文具好きが意見交換して開発
- トレー式で使いやすい
- 大きめのサイズで大容量
伊東屋 ROMEO オイルキップ ロールペンケース
1904年創業、銀座の老舗文房具専門店「伊東屋」オリジナルROMEOのロールペンケース。
オイルキップ素材(上質な中牛皮)にたっぷりとオイルを染みこませたレザーは、柔らかくて手に取った瞬間に触り心地の良さが分かる上品な素材になっています。
筆記具が入りやすいように入り口が少し浮いており、上部にフラップもあるため、ペンを挿しやすく落ちにくい設計がされています。内側のみ型崩れしにくい人工皮革を使用しています。ペンは6本収納が可能で、万年筆を収納するのに向いています。
ビジネスパーソンのためのステーショナリーとして支持されているROMEOは、高品質な良品を持ちたい方におすすめです。
- 素材:本革(キップレザー)
- 内側は人工皮革
- 触り心地が抜群に良い
- 万年筆におすすめ
KAKURA urushi 紐巻きペンケース futae
環境に配慮した素材を使って「必要最小限のデザイン」を生み出し、長く愛用できるプロダクトを開発しているKAKURA。
紐巻きペンケース futaeは、一枚革をつまみマチで立体的に裁縫することで立体感を作っています。
革の厚さは1.5mmとやや厚めで、しっかりとした革(ナチュラル仕上げの牛革)の手触りを楽しむことができます。軽さと風合いを楽しむために裏革は一切使っていないが、羽毛立ちを抑えるためにふ糊を刷毛塗りをしているというこだわりぶり。
ペンの収納は4~5本。
さらにシンプルで低価格な紐巻きペンケース hitoeも展開されています。
- 素材:本革
- シンプルで洗練されたデザイン
- 一枚革で立体感を表現
- 革はやや厚め(1.5mm)
SLIP-ON ミネルバボックス ロールペンケース
高級素材ミネルバボックスを使用したSLIP-ONのロールペンケース。
ミネルバボックスとは、フィレンツェで10世紀以上の歴史を持つバケッタ製法で仕上げた高級素材の革です。
触り心地はソフトで、使えば使うほど経年変化が楽しめる革質になっています。
4ヶ所のポケットがあり、細ペンなら3~4本、太ペンなら2本程度が収納できるようになっており、上部にあるフラップによってペンを傷から守り落下も防いでくれます。
カラー展開が全9色となっており、選ぶ楽しみがあるのもこの製品の特徴です。
- 素材:本革
- 高級素材ミネルバボックスを使用
- 4ヶ所のポケット
- フラップ付き
- カラー展開が豊富(全9色)
さいごに
様々なロールペンケースがありましたが、自分に合ったものはありましたでしょうか。
日常使いから、大切なペンを収納しておくツールとして、使い続けることで自分らしい味が出てくるのもロールペンケースの特徴です。
今から使いはじめて、数年後にどのような姿に変わっているのか考えるのも楽しみの一つですね。