高級万年筆には無駄なキズを付けたくないので、保護を目的としたペンケースを選ぶようにしています。
そこで私が使っているのはPILOTの「ペンサンブル(Pensemble)」という本革ロールペンケース。
とにかく触り心地が良くて使いやすい。
いわゆる高級ペンケースの部類ではあるが、シリーズとして実売3,000〜9,000円程度で購入できるので、万年筆初心者でも手を出しやすい価格設定がされているのもいいですね。さすが大手文具メーカーPILOTの商品。
そんなロールペンケース「ペンサンブル」の中身など、その良さを紹介してみようと思います。
※今回レビューする型番はPSR5-01-Bです。
万年筆に丁度いいロールペンケース「PILOT ペンサンブル」
商品名であるペンサンブルとは「Pen + Ensemble(アンサンブル)」の造語で、フランス語で「一緒に」「一揃い」「組合せ」などの意味があるそうです。つまり、ペンと革を一緒に合わせて持つモノというイメージから生まれた商品ネームですね。
では早速、中身をチェック。
外装は柔らかい牛革を使い内装はスウェード。一見するだけでも高級ペンケースであることがよく分かります。
内装はペン同士の接触を防ぐかぶせ蓋があり、高級万年筆もしっかりと保護できる。
収納する時は革紐巻きで留めます。いちいち紐で巻いて留めるのは面倒に思えるかもしれないが、ハッキリ言ってジッパー式の普通のペーンケースとたいして変わりません。
むしろ慣れるとこっちのが楽。
まだ革にオイルは塗っていないが、使い始めて数ヶ月で自然と艶が出てきたようにも感じます。これから経年変化の様子を見ながらオイルを塗るなどして、手馴染みのよいペンケースに育てたいところ。
仕様 | 詳細 |
サイズ | 85×170×30mm |
素材 | 牛革(キップ)/内装:ピッグスウェード |
ペン差 | 5本、革紐巻き留め |
ペンを傷つけない内装で安心
ペンサンブル“内装の作りの良さ”に一番魅力を感じます。
様々なロールペンケースを触ってきましたが、固すぎず柔らかすぎず程よい感触でとても使いやすい。
私が使っている5本差しは「大2本と中3本」が入るサイズになっていますが、中サイズ(画像右側3本)にもマイスターシュテュック149などの太軸が入るように設計されています。Apple Pencilも長さギリギリで入るくらいです。
普段使いしていても様々な面で「使い勝手がいいペンケース」と感じることが多いですね。
先ほど画像で紹介した“かぶせ蓋”のおかげでペン同士が干渉せずに無駄なキズが入ることもない。
ペンケースは革紐を巻いてロール状しますが、しっかりと万年筆を保護できているのが分かると思います。
購入する時に3本差しか5本差しか迷ったけど、結果として5本差しを選んで良かったと思っています。
3本差しはコンパクトでいいけど、万年筆が増えれば結局いつか5本差し以上のペンケースが欲しくなると思うし余裕があるという点でも安心。
他にも5本差しにしたことにより、自宅で使う時にもうひとつのメリットがありました。
広げてペントレイとして使える
このロールペンケースは、広げて使えばペントレイとして使えるというメリットがります。
5本差しなら“実質11本”ものペンを置くことができます。
自宅ではこの状態で使ってますが、お気に入りのペンをいつでも簡単に取り出せるのは本当に便利。
私の書斎はデスクの上に棚を足した2段式にしてますが、ペンとノートを置くスペースとしてもピッタリ。
デジタルツールからアナログツールまでストレスなく使えていて快適です。
「迷ったらコレでいい」と言い切れるペンケース
万年筆は高級品であるが故に、ペンケース選びも本当に悩むと思います。
- 好きな作家はどんなペンケースを使っているのか?
- 自宅も外出先でも使いやすいタイプはどれか?
など悩むネタは付きませんが、定番のPILOT ペンサンブルは安定して使いやすいですね。
ストレスがないロールペンケースと言えます。
ペンサンブルは個人的にも満足しているし、人にもオススメできるロールペンケース。迷っているならコレでいいでしょう。
ペンサンブルは、1本差し/3本差し/5本差し/ファスナー付きなど豊富なラインナップが揃っているので、気になる方はチェックしてみてください。
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高価なモノでも一生使うなら買っちゃえばいいじゃん。 という宗教思想を持つmach […]…