パイロットから高機能シャープペンシル「S30(エスサーティ)」が登場した。「Sシリーズ」の最高峰モデルとして、ノックがいらないオートマチック機構と木軸を採用している。
発売日:3月5日
ノックがいらないシャープペンと言えばぺんてるのオレンズネロが挙げられるが、今回登場した「S30」のオートマチック機構も気になるところだ。
こちらがS30の外観。
ボディカラーはダークブラウン、ディープレッド、ブラック、ブラウンの4色。
サイズは10.8×146mm(最大径×全長)、芯径は0.5mmとなっている。
では、S30の特徴を2つピックアップしてみる。
S30はノック1回で書き続けるられるオートマチック機構搭載
オートマチック機構とは、一度のノックで芯を出したら“ずっと書き続けられる”という機能である。極端なことを言えば、芯が無くなるまで1本分書き続けられるのだ。
芯を常にガイドパイプの先端に保持し、ガイドパイプが紙面を離れると摩耗した芯の分だけ自動的に芯を引き出すため、ノックの手間なく連続で筆記できるという構造になっている。
文字を書く → ガイドパイプが可動する → 芯が適度に繰り出される
芯が出過ぎることなく芯折れは防止される。ノックしながらガイドパイプを紙面に押し当てると、ガイドパイプが本体内に収まりオートマチック機構をロックでき、先端の保護、携帯時の誤作動防止ができる。
経年変化による味わいを楽しめる木軸
使い続けることで手に馴染む「樹脂含浸木材」という木軸を採用している。これはパイロットSシリーズ(※)の中でも人気の高い「S20」の木軸と同じものとなっている。
耐久性が高く、木軸を生かした滑らかな曲線ボディで、細身ながらも持ちやすい形状は、使えば使うほどぬくもりを感じられる一本になるだろう。
(※)パイロットSシリーズ│簡単にラインナップを紹介
▶ S3/S5/S10/S20
このナンバリングが高ければ高いほど高性能・高価格となっている。ちなみにS3=300円、S5=500円、S10=1,000円、S20=2,000円(※定価)とわかりやすい価格設定だ。
Sシリーズを愛用している人はもちろんだが、オートマチック機構を搭載した木軸シャープペンが欲しい人は絶対に手に入れておきたい一本だ。