小学生に正しいペンの握り方を覚えさせなら万年筆「ペリカーノジュニア」がオススメ

子供の鉛筆の握り方が微妙におかしい?いや、合ってるのか?

親として子供の教育が良く分からなくなることがあるmacho(@machoMacholog)です。

 

小学2年生の娘は学習時に鉛筆を使ってますが、ドイツでは小学生から全ての教科において万年筆を使います。世界的有名な万年筆ブランドが揃うドイツらしい伝統ですね。

授業中はもちろん宿題でも万年筆を使い、特定の地域では「万年筆免許証」というものまであるんだとか。標準色は濃紺(königsblau=ロイヤルブルー)で多くの小学生がカートリッジを使っているそうです。

万年筆で正しい握り方・書き方を学び、鉛筆やボールペンへと移行させるのがドイツの小学校。とても興味深いものがあります。

確かに、子供にペンの正しい握り方を感覚的に覚えさせるなら、遊び感覚でも万年筆を使わせてみるのがいいのでは?と思いました。

 

小学生が使う万年筆と言えばこちらの2商品のどちらか。

この2つならペリカーノジュニアのほうが子供は好きだろうと感じたのでこちらをチョイス。

そんなペリカーノジュニアを使ってみた感想や、子供に初めて万年筆を使わせてみた感触を紹介してみようと思います!

 

子供に万年筆「ペリカーノジュニア」を買ってみた

こちらがペリカーノジュニア。

キッズ向けとして展開されているこの万年筆。実は大人にも人気の万年筆として広く知られています。

とにかく握りやすく書きやすい万年筆です

スチール製のペン先は刻印などがされていないシンプルなデザイン。形は丸みがなくほぼ平らな設計で、横幅が十分にあるせいか先端のしなりが柔らかいように感じます。

剛健で壊れにくいとも言われるペリカーノジュニアは、乱雑に扱いがちな子供でも安心できるのがいいですね。

子供からの評判も良く「かわいい!」と連呼していたので、正直なところLAMY abcにしなくて良かったと思っています。

 

実際に子供が使ってみてどうだったか

まずはじめに、子供は万年筆そのものを理解していないので「万年筆とはこういうモノだよ」ということを教えてあげます。

鉛筆は削ればどんどん小さくなって使えなくなるでしょ。
でも万年筆は一生使えるんだよ!

みたいに説明すると子供はびっくりしますね。万年筆はずっと使えるすごいモノなんだということを教えてあげると興味を持つかもしれません。

まぁ、とにかく「早く書きたい!」と騒ぎ立てるのでさっそく万年筆を握らせてみました。

 

自然と正しい持ち方をする

万年筆はグリップを正しく握り、ペン先をしっかりと下を向けないと書けないので、自然と正しく持つようになります。

というかこのように持たないと書けません。

グリップが大きな三角形になっていて「親指、人差し指、中指」それぞれにくぼみがあるんですが、この位置に指をしっかり当てる感触が分かった瞬間「おぉ!握りやすい!」とビックリしていました。

 

ちなみに軸の太さはモンブラン マイスターシュテュック149よりもやや細いくらい。おそらく146と同じくらいの太さなんじゃないかと。要はとても太い軸ってことですが、子供が握るとピッタリとフィットしている感じがしました。

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左利きの弟くん(4歳)も書きたい!と強引にペンを強奪してトライ。※ペリカーノジュニアは左利き用もあります。

鉛筆だとメチャクチャな持ち方だったけど、万年筆なら正しく持っていました。

このままキレイにペンを持てるようになるといいが。

 

ペリカーノジュニアのセッティング方法

全く万年筆を使ったことがないという方のために、ペリカーノジュニアのセッティング方法を紹介。

万年筆は「本体+カートリッジ」もしくは「本体+コンバーター+好きなインク」を組み合わせて使います。

ペリカーノジュニアにはコンバーターが1本付属しているのでこのまま使えばOKです。

コンバーターのデザインも子供向けの可愛らしいデザイン。

ちなみにターコイズカラーのコンバーターは違うデザインでした。

このコンバーターを本体ペン先側にブスっと差し込むことで、インクの封がプチっと開くのでしっかりと押し込んでください。

この状態になればOK。あとは軸を取り付けます。

 

もしインクが出ないトラブルがあったら

もしペン先からインクが出ないというトラブルに見舞われたら、ペン先をぬるま湯に浸けておきましょう。最低でも10分以上は浸けておくといいと思います。

取り出してキッチンペーパーなどにペン先を当てると、内部に溜まった水を出てきてインクが流れるようになります。

私自身、せっかく買ったのにインクが出ない!という経験があります。特にペリカーノジュニアのような格安万年筆は、稀にこのようなことがあるので、そんな時は焦らずにペン先をお湯に浸けてあげれば大丈夫です。

 

さいごに

ドイツでは小学生から万年筆を使うのが常識ですが、日本の子供が使うのもアリなんじゃないかなと思いました。特に“ペンの握り方”を学ぶ段階では、一度でも万年筆に触れさせておくといいと思います。

ペンの握り方を強制的に教えるのではなく、自然と正しく持てるようになるのが理想的ですからね。

なかでもPelikanのペリカーノジュニアは、子供が使う万年筆として最適なペン。お子様に使わせてみたいと思った方はぜひ試してもらいたい1本です。