LAMYサファリの万年筆を放置してたらインクが出なくなった。
「せっかく買ったのに・・」と万年筆初心者なら不安に感じるかもしれません。
でも大丈夫。簡単に解決できます。
万年筆ってそういうものなので安心してください。
この記事ではLAMYサファリのインクが出なくなる原因から、対処法まで分かりやすく解説したいと思います。
なぜ万年筆のインクは出なくなるのか
万年筆は長期間放置するとインクの水分が蒸発してペン内部で固まってしまうという特徴があります。
ペン先を紙やティッシュに当ててインクが出なかったら固まっているということです。
LAMYサファリの場合、半年放置したら確実に固まりますね。
インクによっては2ヶ月くらいで固まってしまいます。
LAMYサファリのインクは「付属のカートリッジ」もしくは「別売りのコンバーター」が使えますが、どちらもインクが固まった場合の対処法は同じです。
私は好きなインクカラーを使いたいのでコンバーターを使っています。
では、この固まったインクを溶かす方法を見てみましょう。
LAMY万年筆のインクが出ない時の対処方法
この時点ではどれくらいのインクが固まっているか分からないので、手順としては以下のようにトライしてみるのが良いです。
1.ペン先を水に当てる
ペン先に少しだけインクが固まってるだけの可能性もあるので、まずはペン先を水に何度か当ててみましょう。
これでインクが出るようになったらラッキーです。
放置している期間が短いとたったこれだけの作業でインクが再び出ることがあります。
が、ほとんど場合はこれでは解決しないので、正当な方法で解決してみましょう。
2.長時間ペン先を水に浸ける
LAMYのペン先を外し、コップに溜めた水の中に入れてインクを溶かします。
ぬるま湯だとより効果的ですね。
数時間から一晩浸けておけばインクがきれいに溶けるので気長に待ちましょう。
3時間程度で溶けることもあるし、一晩浸けてもまだインク残っている場合もあります。これは固まっているインクの量によっても違うので、とにかく焦らずに放置しておきましょう。
3.インクが残っているかチェック
水の中からペン先を取り出し、内部にインクが残っているかチェックします。
ペン先にティッシュを軽く当て、透明な水が出てくればOKです。
上の写真だとまだインクが残っています。私の場合、また同じカラーのインクを入れるならこれくらい残っているのはOKとしちゃってます。
正しくはこれくらい透明な水が出るのを目指してください。
一晩浸けておけばこんな感じになると思います。
4.ペン先を乾燥させる
さいごにペン先を日陰干しして乾燥させます。
下に紙かキッチンペーパーなどを敷いておけば、万が一のインク漏れが合っても安心です。
乾いたら再び新しいインクを補充するか、カートリッジを装着します。
カートリッジの場合、再びインクが充填されるまでに少し時間が掛かりますが、これまた気長に待ちましょう。
豆知識
プラチナ万年筆では「スリップシール機構」というインクの乾燥を防ぐ設計がされている万年筆があります。
1年〜2年くらい放置してても大丈夫という優れモノです。
スリップシールを搭載した代表的な万年筆はこちらで紹介。超オススメです。
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まとめ
インクがでない原因のほとんどはインクが乾燥して固まってしまったことです。
使い続けていれば固まることはないんですが、2本3本と万年筆が増えていくと、どうしても使わない万年筆って出てくるものです。
万年筆って面倒だなって感じるかもしれませんが、「水に浸けて放置するだけ」で洗浄できるので慣れれば手軽なものです。
私の場合、ペン先を洗浄するならコンバーターまで全て洗浄するのが普通です。
ということで、LAMYサファリ 万年筆の洗浄方法は以上です。
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