どうも、年間映画300本男macho(@Macholog)です。
『バンド・オブ・ブラザース』という映画(海外ドラマ)を御存じでしょうか。
戦争映画が好きな人であれば“神作品”と言われるほどの有名作なんですが、あまり知られていないんですよね。
その理由は簡単。
この作品は映画館で上映されたのではなく、全10話からなるWOWOWの海外ドラマだったから。
そのせいか、非常に高いレビューを獲得している作品ですが認知度はそこまで高くないようです。
僕の戦争映画ランキングでは“圧倒的1位の作品”なんですけどね。
『バンド・オブ・ブラザース』はコンプリート版DVDも発売されており、現在はAmazonプライム・ビデオで配信中ですので今すぐ視聴することもできます。視聴するならDVDよりもプライムビデオのほうが絶対にお得です。
『バンド・オブ・ブラザーズ』の概要
物語は1942~45年、米陸軍101空挺師団第506パラシュート歩兵連隊のエリート「E中隊」の若者たちが体験した過酷な3年間を描いているお話。
この実話に基づいた3年間のストーリーは、過酷な訓練の日々→ノルマンディ上陸→ナチス崩壊までの流れを全て見せてくれます。
全10話という構成になっているので、映画とは異なり、細かいストーリーからちょっとしたエピソードまで、ありとあらゆる真実を描写しており、思わずスクリーンに引き込まれてしまいます
実話に基づき登場人物も実名
各エピソードの冒頭に生存している本人が登場し、当時の事実を語ってからエピソードがスタートするという構成になっています。
ちょっとした小話をするだけなんですが、この本人登場シーンがより作品の真実味を強め、戦争のリアル感を見事に増幅させています。
「プライベート・ライアン」のスタッフが本気で制作した作品
『バンド・オブ・ブラザーズ』は『プライベート・ライアン』(スティーブン・スピルバーグ/トム・ハンクス製作総指揮)のスタッフが製作費200億円という、当時としては桁はずれのスケールで制作した作品です。
本当に戦争の真実をリアルに描写することにこだわった作品と言えますね。
海外・国内のレビュー評価が素晴らしい
海外・国内におけるバンドオブブラザーズの評価点数をまとめました。
海外メタスコアは86
国内アマゾンレビュー
Yahoo映画評価
これらの評価点数を一通り見ても分かるとおり、バンド・オブ・ブラザーズは
ということがお分かりかと思います。
主人公「ウィンターズ」を演じるダミアン・ルイスは上司として鏡のような存在
物語の主人公であるウィンターズ(ダミアン・ルイス)。
ストーリーが進むにつれ出世していきますが、冷静ながらユーモアがあり、部下をうまくコントロールしながら、上層部からの無理難題な指令をこなしていく様は必見。実際にこんな人が居たのかと想像するだけでワクワクします。
こちらが実際のモデルとなったリチャード・ウィンターズ氏本人。
映画ではここまでリアルに近づけています。
熾烈な戦場を徹底したリアリズムで描く
従来の戦争映画にあるような情感を排した演出を行っており、過剰演出も少なくリアルな爆薬の量が逆に恐怖を感じさせます。
史実に基づく「戦闘シーン」と「人間模様」のエピソードを相互に構成し、詳細に戦争の現実を突きつけており、トム・ハンクスが「真実の重みを伝えたかった」という言葉通りの作品となっています。
『バンド・オブ・ブラザーズ』は映像よりも記憶に残る映画
戦争映画に求められるものは、リアル感と迫力ある演出だと言われています。
過去の大作を振り返っても、必ず記憶に残るシーンがあるハズ。そんな作品を挙げたらキリがないが、映画作品を売る上で映像インパクトはとても重要です。
ところが『バンド・オブ・ブラザーズ』は記憶に残るようなインパクトある映像が少ない。
徹底したリアリズムから過剰な映像表現を行わず、あたかも自分が戦場の一員であるかのようなカメラワークを重視しているからでしょう。
上空から見下ろす大迫力の爆弾投下シーンよりも、数m先から銃口を向けられる怖さのほうがよっぽど強い衝撃を受けます。
この小さな恐怖の積み重ねの映像が戦争の恐ろしさを伝えています。
そんな『バンド・オブ・ブラザーズ』はDVD・Blu-Ray、もしくは「Amazonプライム・ビデオ」で視聴できます。
生涯に残る作品になると思いますよ。
今やVODサービス(ビデオオンデマンド)を利用して、月額定額制の映画・海外ドラマ […]…