あぁ・・。高い・・・。
子供を乗せる電動アシスト自転車ってなんでこんなに高いんだろうか。ちゃんとしたメーカーともなると10万円超えは当たり前。
新品だと15万円くらいが相場ですね。
サクッと自転車屋で即購入なんてできません。
本題ですが、我が家は2台目の電動アシスト自転車が必要となりました。
今使っているのは7年前に購入した「ブリジストン アンジェリーノ」という当時の人気車種。一度乗ってしまうと電動ナシの自転車には戻れなくなってしまうほど快適です。
アンジェリーノは子供2人を乗せられる3人乗り仕様にしてますが、2人の子供の習い事や部活によって1台では足りないという状況に・・・。
姉バスケ、弟サッカーで土曜日の練習時間が被ってしまって、毎週末とても不便に生活しています。笑
どちらにせよ「いずれもう一台自転車が必要になるな」って状況が目に見えるので、2台目の自転車の購入を決意しました。
今、購入前に悩んでいる車種が5台あり、自転車ショップに行ったりネットで口コミを調べたりと情報を整理しています。
そこで比較している自転車の特徴やデメリットなどをまとめてみました!
電動アシスト自転車選びで悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい。
電動アシスト自転車を選ぶ基準(私的な考え)
すでに子供乗せ電動アシスト自転車に乗っている経験から、「こういうタイプが使いやすい」という個人的な見解を元に自転車選びの基準を紹介します。
1.電動自転車は目立つ色がいい
これは完全に僕の主観ですが、電動自転車は定番カラーよりも少しだけ目立つ色のほうがいいと思います。
子供が集まる場所って自転車も集まるんですが、どれも同じような色の自転車ばかりなんですよね。
小学校の授業参観日とか校庭が自転車まみれになるし、普段慣れない場所に停めると「あれ?どこだっけ?」みたいになることも。
白が可愛いとか黒が好きとかあると思いますが、目立つ色のほうが何かと便利なのでカラー展開も気にしています。
2.足をまたぎやすいフレーム形状かどうか
子供乗せ電動自転車のほとんどは足をまたぎやすいフレーム形状になっていますが、この設計は乗り降りが本当に快適です。
リアチャイルドシートがあると足を後ろに回して乗ることができないので、必然的にフレームの間に足を潜らせるしかないんですよね。
なので、フレームの形状はまたぎやすいタイプを選ぶのがベターです。
3.子供を乗せやすいチャイルドシートかどうか
子供乗せ自転車で大変なのが子供をチャイルドシートに乗せる時です。
特にイヤイヤがある時は大変ですよね・・・。
チャイルドシートは低いほうが乗せやすいので、20インチの小径ホイールがいいと思います。タイヤが大きければその分だけ子供を高く持ち上げる必要がありますが、ほんの10cmの高さの違いでも全然違う感じがします。
また、チャイルドシートの仕様も各社メーカーによってタイプが異なるので、乗せ方・使い方を含めてじっくりと比較したいところ。
どのメーカーも安全基準を満たしているチャイルドシートですが、利便性は微妙に違ったりするので注意深く見ていこうと思います。
4.店舗で買うか、ネットで買うか
これはかなり迷うところ。
店舗なら実物を見て乗ってから買うことができるのがメリットですが、ネット販売に比べるとどうしても価格が高いのが現実。
一般的な大手自転車チェーン店の販売額を見ると、メーカー本体希望価格の税抜き価格を税込みで買えるという値段設定がほとんどですね。(※「イオンバイク」と「サイクルあさひ」に行ってみてそう感じた)
逆に、楽天市場などに出店している大手自転車チェーン店などでは、本体価格が安く+送料を加えても店舗価格より安くなります。しかもポイントも付くので、価格だけで言えば間違いなくネットショップで決まり。
例えばサイクルベースあさひ楽天市場店では、ネットで購入してお近くの店舗で受取ると送料無料!なんてことが可能なので、多分この方法で買うかな・・・。
\電動アシスト自転車を取り扱っている店舗/
この電動アシスト自転車が気になる5選
今回は弟(4歳)を乗せるためだけの電動アシスト自転車を選ぶので、リアのチャイルドシートがあればOKという基準で選んでみます。
とはいえ、基本的な自転車選びの基準は幼児用でも同じなので、用途が違う方も参考にしてみてください。
では実際に見てきた自転車をピックアップして特徴や不満点などを紹介します。
[ブリヂストン]bikke MOB
ブリヂストン「bikke(ビッケ)」は、バイクの「bi」と「ke」の真ん中にキッズの「k」を入れたネーミングで、子供を一番大切に考えている自転車というコンセプトらしいです。
bikkeのラインナップは以下の3つ。
- bikke POLAR(ポーラー)
- bikke MOB(モブ)
- bikke GRI(グリ)
POLARのみフロントチャイルドシートが純正仕様となっており、MOBとGRIに比べて性能面も異なります。
3兄弟に例えるなら、長男GRI → 次男MOB →三男POLAR という感じですかね。
長男GRIと次男MOBの違いはフレームの外観くらいで、基本性能はほとんど同じです。
bikkeについて詳しくはこちら
bikke MOBの特徴はこんな感じですね。
- またぎやすく乗り降りしやすい
- リアシートが低床設計で子供の乗せ下ろしがしやすい
- リアチャイルドシートがコンパクトで幅を取らない
- 走行中に自動充電ができる
- 下り道も安心のモーターブレーキあり
- 別売りパーツで豊富なコーディネートが可能
bikkeMOBの感想!
bikke MOBは足をまたぎやすいフレーム形状かつ、前輪が24インチなのに対して後輪が20インチと小さくなっているので、走行の加速も出しやすいし子供の乗せ下ろしもしやすい設計になっています。
また走行中に自動充電ができるという他社にはない特徴があり、ペダルを漕ぐの止めた時と左ブレーキをかけた時に、充電容量に対して+7〜12%の充電ができるとのこと。
まぁ、そこまで大きな効果は期待できなさそう。
さらに、左ブレーキと前輪のモーターブレーキが連動しているようで、急な下り坂でも安心できそうです。うちの近所は高低差が大きいので、ブレーキの効果を感じやすいかもしれません。
チャイルドシートはスリムな形状で子供の足が外に飛び出ない設計になっており、股を開かずに自然な形で座れるのもいいですね。ヘッド部分も可動式なので子供の成長に合わせてピッタリと合わせられます。
子供の乗せ下ろしがラクそうで、チャイルドシートの形状や可動部も不満点なし。デザインもシンプルでいいし、乗っていてストレスが少ない自転車だろうなと感じました。
本体価格:148,800円(税抜)
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[ブリジストン]Hydee. II
ブリヂストンのHydee. II(ハイディー ツー)は、女性誌「VERY」と共同で“安全性を損なうことなくおしゃれさを追求”した電動アシスト自転車です。
購入する方のほどんどはそのデザイン性に惚れて買う方が多いんだとか。
HYDEEⅡについて詳しくはこちら
Hydee. IIの特徴はこんな感じですね。
- デザイン性が高い
- 26インチタイヤで走行性能が高い
- 走行中の自動充電ができる
- 下り道も安心のモーターブレーキあり
- 毎年限定モデルが登場
- リアチャイルドシートの座面が少し高い
Hydee. IIの感想!
とにかくスタイリッシュ!ママ・パパ問わずスタイリッシュに乗れる電動アシスト自転車という印象を受けました。
子供が成長して乗らなくなっても、使い続けたいなと思わせてくれるデザインですね。
一般的な電動自転車はホイールベース(前後ホイール間の距離)を長くして、20インチの小径ホイールで低重心にする設計がほとんどですが、Hydee. II のホイール径は26インチを採用しているのが特徴。
大きいタイヤは走行性が高くて快適に乗れるのがいいと思いました。
その反面、後輪が26インチなのでリアチャイルドシートの位置が少し高く、子供を乗せる時にちょっとだけストレスがあるかも。微妙な高さの違いだけど、勝手に自転車に乗ろうとする子供だと危険かもしれない。
本体価格:154,800円(税抜)
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[YAMAHA]PAS Babby un SP
乗り心地の良さで定評のヤマハのPAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)。unシリーズはコンパクト設計で小柄な女性でも扱いやすいサイズです。
店頭で人気No.1,No.2を争う電動アシスト自転車だということをお聞きしました。
PAS 子供乗せモデルのラインナップはコチラ。
- PAS Babby un
- PAS Babby un SP
- PAS Kiss mini un
- PAS Kiss mini un SP
「SP(スーパー)」と付くのは大容量バッテリーを搭載したモデルで、unシリーズに比べると1回の充電で+10〜15km長く走れるようです。
PAS Babby un SPについて詳しくはこちら
PAS Babby un SPの特徴はこんな感じですね。
- 車体中心部にモーターを配置し、前後の車重バランスが良い
- 坂道や凸凹があっても運転しやすい
- ペダルの取り回しが良く、漕ぐ力が後輪にダイレクトに伝わる
- リアチャイルドシートのヘッド部分は可動しない
PAS Babby unの感想!
乗り心地の快適と評判の高いPAS。試乗したところ、走り出しはスーッと進み、軽く走れるイメージを確かめました。坂道は走ってないので分かりませんが走行性については信頼できそうな感触。
走行性能重視ならPASで決まりじゃないかと思います。
ただ、リアチャイルドシートがシートの側面に足を乗せるような形になっているため、他社製品が「まっすぐ座る」ならPASは「またいで座る」という感じになるのが気になる点。
足置き部分も横に飛び出しているので、狭い駐輪場ではストレスがあるかも。ヘッド部分も可動できないためシートのトップが常に高い状態になるのも個人的に✕かも。
本体価格:149,040円(税抜)
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[Panasonic]ギュット・アニーズ DX
大きく曲がる独特のフレームと小径20インチながら51mmの極太タイヤを採用し、乗りやすさと快適性を兼ね備えたギュットシリーズ。
リアチャイルドシートは低床設計で乗せ下ろしの負担も少なく、何よりもシート本体のプレミアム感が素晴らしい。
なかでもギュット・アニーズ DXは最も人気が高いモデルとして知られています。
ギュットシリーズのラインナップがコチラ。
- ギュット・クルーム・EX
ギュット・クルーム・DX
ギュット・アニーズ・EX
ギュット・アニーズ・DX
ギュット・アニーズ・SX
ギュット・アニーズ・DX・26
ギュット・アニーズ・KE
ラインナップが豊富なので、名称をざっくりまとめると以下のようになります。
- 「クルーム」は幼児向けのフロントチャイルドシート付きで、「アニーズ」はリアチャイルドシートが標準装備
- 「EX」はラクイックという電子キーでロック操作ができるタイプで、「SX」はバッテリー容量が小さいタイプ
- 「26」は26インチタイヤ
ということから、「ギュット・アニーズ・DX」を基準にプラス・マイナスで何があるかを判断すると分かりやすいです。
ギュット・アニーズ・DXについて詳しくはこちら
ギュット・アニーズ・DXの特徴はこんな感じですね。
- 乗り降りしやすい独特のフレーム
- リアシートが低床設計で子供の乗せ下ろしがしやすい
- 巻き取り式シートベルトで簡単装着
- タイヤの太さが約51mmで安定感が高そう
- 前後20インチの小径タイヤで小柄な人でも乗りやすい
ギュット・アニーズ DXの感想!
ギュット・アニーズ・DXの実物を見た感じですが、L字型のような独特なフレームは最初は何とも思わなかったけど徐々に可愛く見えてきました。
他にこんな鋭角に曲がっているフレームってないんですよ。だからかな?
あと、リアチャイルドシートの仕様が良かったですね。
巻き取り式のシートベルトで簡単に長さを調整できるし、可動するヘッドレスト+小物が入れられる背面ポケット付き、開閉式のグリップバーなど、プレミアム感があるチャイルドシートに思えました。
16.0Ahのバッテリーを搭載しており走行可能距離も問題なし。
しかも他社に比べて安い価格に設定されているのも魅力です。
極太タイヤを履いている点も好みで、思わずカスタマイズしたくなってしまうかもしれません。
ギュット・アニーズ・DXは全てにおいてデメリットが少ないので、購入しても満足度の高い自転車になりそうな予感。
本体価格:139,800円(税抜)
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[Panasonic]SW
パナソニックのSWは、電源が1つしかないという究極にシンプルな構造で価格帯をグッと抑えたモデルです。
この自転車の最大のポイントは「純正リアチャイルドシートを取り付けることができる」という点。オシャレに感度の高い方ならご存知の車種かもしれません。
リアチャイルドシートを取り付けるには、リアキャリアや両立スタンドなども買わなければならないが、それでも10万円ちょっとで購入できるのは素晴らしい。
SWについて詳しくはこちら
簡単にシュミレーションしてみました。
税抜きで10万円切ってます。
ただしSWには安いなりの理由があるため、買うなら以下の特徴をしっかりと理解しておく必要があります。
SWの特徴はこんな感じ。
- U型フレームでまたぎやすい
- 電源ボタン1つのシンプル操作
- ハンドルロックは標準装備
- 走行可能距離は36km
- バッテリー残量表示、アシストモード、変速ギアがない
- Tバーハンドル(ちょっとだけ曲がっているバックスイープ仕様)
SWの感想!
とにかくシンプル設計で低価格のSWは、乗る用途をしっかりと考えないといけない自転車だと思いました。
フレーム一体型の電源ボタン1つで、アシストモードもギア変速もないしライトは常時点灯。ここまでシンプルだから低価格となっていますが、注意すべき点はやはりバッテリー。
バッテリー容量は8.0Ah(充電時間:4.5時間)で36kmの走行となっているので、1日どれくらい乗るのかを把握しておいたほうが良さそう。
バッテリー残量表示もないので、充電は頻繁に行う必要があると思います。
さらに子供乗せ自転車でTバーハンドルという点も、少し慣れが必要かもしれませんね。
ファッション系の電動アシスト自転車なのにチャイルドシートも乗せられて、低価格で買えるのは何よりも魅力。
本体価格:75,000円(税抜)
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電動アシスト自転車を比較してみた!
見た目だけで買ってしまうのは危険なので、各自転車のスペックを比較してみましたが、こうして確認すると違いが見えてきますね。
ブリヂストン | ヤマハ | パナソニック | |||
車種 | bikke MOB | Hydee. II | PAS Babby un SP | ギュット・アニーズ DX | SW |
カラー | ●●●●● | ●●●●● | ●●● | ●●●●●● | ●●● |
走行可能距離 (エコ/通常/強) | 82km | 88km | 73km | 80km | 36km |
58km | 62km | 63km | 60km | ||
42km | 41km | 50km | 50km | ||
バッテリー容量 | 14.3Ah | 14.3Ah | 15.4Ah | 16.0Ah | 8.0Ah |
充電時間 | 約4.1時間 | 約4.1時間 | 約4.0時間 | 約5.0時間 | 4.5時間 |
ハンドルロック | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
シフト段数 | 3段 | 3段 | 3段 | 3段 | 1段 |
タイヤサイズ | 24×1.75HE(前) 20×2.125HE(後) | 26×1.95HE | 20×2.125HE | 20×2.125HE | 24×1.75HE(前) 20×2.125HE(後) |
重量 | 34.4kg | 31.6kg | 31.4kg | 34.0kg | 21.6kg |
本体価格(税別) | ¥148,800 | ¥154,800 | ¥149,040 | ¥139,800 | ¥75,000 |
最後は見た目で選びそう
パナソニック SW以外はどれも似たようなスペックなので、最終的には気に入ったデザインで選んでしまいそうな気がします。
我が家で使っている電動アシスト自転車「アンジェリーノ」も気がつけば7年選手(バッテリーは一度交換済み)なので、大切に使えば相当長く使えるので、車を買うときと同じくらい悩んでしまいますね。笑
あとは価格ですね。
店頭販売価格とネット販売価格が大きく違うので、最終的には自分が納得できる形で購入できればなと思ってます。
さいごに
ということで、購入前に気になる自転車を比較してみたことで、微妙な違い明確に見えてきました。
各社の違いをしっかりと理解できたつもりなので、自分が選ぶ自転車に後悔はしないだろうと思います。
この記事が同じように電動アシスト自転車選びで悩んでいる参考になればと思います!
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