万年筆は大人のアイテムの代表格の1つです。
モノ系の男性雑誌などでは必ずと言っていいくらい紹介されていますね。
社会人たるもの万年筆くらいは持つべきですし、いつか使う日が来ると思います。
「セーラー万年筆 万年筆 プロフェッショナルギア」
社会人として持っていたほうが良い理由
何かを契約する時。例えば住宅、保険、車、何でもいいです。
営業マンがペンが安いボールペンを出してくるのと万年筆を出してくるのでは印象が全然違います。
僕は万年筆を出してくる営業マンに対しては、仕事に対して何かしらこだわって仕事をしているんだな、という印象を持ちます。特に住宅や車、時計など高価なものを買うのに安価なボールペンを出されるとなんだか微妙な気持ちになります。
ファッションのためでも何でもいいが、たかがペン1つに自分が気に入ったものを使うという思想が大事だと思います。
このような小さなこだわりの積み重ねが外見に表れ、容姿を変えていきます。
社内でも万年筆を使ってる人が何人かいますが、みなさんおしゃれなペンケースを持ち、ちゃんとしたノートに書き、結局は身なりもしっかりしている人がほとんどです。
小さなこだわりを持つことはとっても大事です。
万年筆は筆圧ゼロ
万年筆で書いたことがない人は書き心地がわからないと思います。
特にブランドや価格によって全然違います。必ず店頭に足を運んで試し書きさせてもらいましょう。
きっと驚く世界があると思います。
万年筆をボールペンと同じように書いてはいけません。
ボールペンを書くときはペンをギュッと握って書きますが、万年筆は力を入れずに書いてみるといいでしょう。
なぜなら、それで書けちゃうから。
力を入れずにキレイに字が書けます。字を沢山書いても疲れません。
文豪たちが万年筆を愛する理由はこれでしょうね。
字を書く機会が増える
万年筆を持っていると、何かと字を書きたくなります。
例えば「日記」とか。
女性は日記を書く人が多いですよね。文字をゆっくり丁寧に書いていると自律神経が整うそうです。
たった3行書くだけでもいいんです。
確かに寝る前に日記を書いたりすると、神経が落ち着くような気がします。
記憶力も下がらなさそうです。
字を書くことはメリットが多いですね。
維持費はボールペンより安い
ボールペンのリフィルは1本100〜300円くらいが相場でしょう。
万年筆はインクを使用するので1000〜2000円くらいで相当な年数使えます。
ちょっとしか書かない人はこれで生涯行けるかも。
フリクションボールに比べたら圧倒的に安いです。(フリクションボール大好きですがインク高すぎ!)
ペン先をインクにつっこみ
クルクルまわしてインクを吸い上げる(注射の構造に類似)
ペン先が自分の形になる
自分の癖に合わせてペン先が変化するので、経年とともにとても書きやすいペン先になっていきます。
僕の場合2年ほど使っていたら実感できるようになりました。
この経年した万年筆は絶対に手放せなくなります。
これ以上書きやすいペン先は無いのです。
高級万年筆と安価な万年筆の違い
僕の万年筆はそこまで高級品ではありませんが、数千円の万年筆とは書き心地が全然違います。
大きく違うのはペン先の種類(材質)が違うということです。
数千円の万年筆の殆どはペン先がスチール製のものになっています。紙に字を書くと実感できると思いますが、ペン先が引っかかる感覚があり、ペン先自体も硬く感じます。
一方、高級万年筆はペン先が金などでできているため、非常に柔らかく字を書くことができます。
紙の上を自由に動けるようなペン先になっていて、手や指に力を入れることなく字をかけます。
このヌルヌル感は各種メーカーによって違うように感じます。
銀座の伊東屋に行くと必ず試し書きをさせてもらっています。
万年筆によって書き味がぜんぜん違うので、何を選んだらいいか分からなくなるくらいです。
そこがまた楽しいんですけどね。
インクを楽しもう
インクは沢山種類があります。
1本で様々なインクを楽しめるのも万年筆の魅力です。
僕おすすめのインクは絶対にコレ。
国産インクとしてよても良いインクです。
ボトルも香水のような形ですごくおしゃれで、沢山集めたくなるデザインですね。
モノを大切に使うようになる
万年筆をどのように管理していくかはとても重要な事です。
こんな小さなペン1つを大事に使えるような人になれれば、何でも大切に扱えるようになれる気がします。
僕自身そうでした。
メンテナンス・洗浄の儀式
洗浄などのメンテナンスは最初は良く分からないと思います。
でも難しいものではなく、一度経験していまえばなんてことないです。
数ヶ月に一度、儀式的な行事として洗浄を行うのもいいでしょう。(自律神経整うかな?)
万年筆のインクは水性顔料なので、水だけでキレイになります。信じられないくらいピカピカになります。
さっと流して
水に漬けること一晩
乾燥させる(放置する)
これを儀式的に行う必要があります。
手間暇をかけてこそ愛用品になるもんですよ。
最後に
万年筆の世界はいかがだったでしょうか。
僕はまた新しい万年筆が欲しいと思っている最中ですが(これは良くない。笑)、今の万年筆たちがかなり書きやすくなってきていて、なかなか新しいものに手を出せずにいます。
この記事では「たかがペン1本」というキーワードを沢山使いましたが、この「たかがペン1本」にどれだけ気持ちを持てるかどうかが人の個性を生んだりします。
社会人であれば1本は持っておきたいですが、その1本にこのセーラー万年筆プロフェッショナルギアをオススメします。