万年筆「ペリカン スーベレーンM400」が至極の一本である理由

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万年筆愛好家に絶大な信頼を得ている「ペリカンスーベレーンM400」を日常使いのペンとして愛用しています。高級万年筆を使うなら"はじめの1本目"としてオススメしたいのがこのペン。

ペリカン スーベレーンは、1950年に現行の原型となる「モデル400」が発表され、のちに生産終了となったが、1982年に「M400」として復活し、M300、M600、M800、M1000と幅広いラインナップを展開するスーベレーンシリーズへと広がっていきました。

各シリーズの違いは大きさと重量。

その中でも「M400」が良いと思うのは男女問わずに使いやすい絶妙なサイズ感。その結果として、最も人気が高いシリーズとなっているのが「M400」となっています。

ではそんなスーベレーンM400の魅力を、個人的主観を元に紹介したいと思います。

スーベレーンは美しい万年筆である

スーベレーンと言えば「緑縞」が代表的なカラーであるが、私が愛用しているのもこのグリーン。

素材はセルロース・アテセートというもので木材パルプを原料にした繊維質の素材で、肌に触れるメガネのフレームなどにも使用される素材です。

とても美しいカラーで万年筆を持つ所有欲も満たしてくれる。一言で言うとそんな万年筆です。

 

クリップの形状はメーカーによって異なるが、ペリカンはその名の通り「ペリカンの口」をイメージして作られている。

 

キャップに刻印されたロゴはゴールドの削り出しで描かれており、こちらも美しい仕上がりになっている。

 

個人的に、スーベレーンの外観に関しては"完璧にデザインされている"と感じるほど文句のつけようが無い。

万年筆好きな人ならまず持っておくべき1本と言えるほどスタンダードな高級万年筆の1つでもあります。

 

「M400」は手に持った感じが抜群に良い

なぜ数あるシリーズの中で「M400」が圧倒的に人気を誇っているのかと言えば、ペンを握って分かる手への馴染みの良さだと思います。

ペンの直径は約1.2cm。長さはキャップなしで12.6cm、キャップをつけた状態で14.9cmとなる。

M400はこのサイズ感が抜群にいい。

男性・女性問わずに使いやすいというのがM400の最大の特徴でもあります。

以下の写真は、軸尻にキャップを装着してない場合と、装着した場合の手に持った感じの違い。

キャップを装着してもしなくてもペンの重心が変わらないので、書き心地が変わることなく常に一定のバランスで文字が書けるというのもスーベレーンのポイントです。

 

スーベレーンのペン先は「14金」

スーベレーンのペン先は18金と14金の2種類がラインナップされており、M400は14金となっています。

  • 18金ーM1000、M800
  • 14金ーM600、M400、M300

書きやすさを言葉にするのは難しいが、一言で言えば「筆圧ゼロで滑らかに文字が書ける」という表現が分かりやすいかもしれない。

ステンレス製を代表する格安万年筆の「LAMY Safari」(正確にはスチール製)は書きながらカリカリとした感じが手に伝わるが、14金以上の万年筆となると紙の上を滑るように滑らかに書くことができるのが大きな違いです。

手に力を入れることなく、紙の上を滑るように文字が進む。

安価な万年筆と、高級万年筆の違いは、一度でも書いてみれば顕著に分かると思います。

オススメの万年筆をお探しの方は、以下の記事をチェックしてみてください。

 

スーベレーンの「細字」を使っている理由

スーベレーンシリーズのペン先のラインナップは5種類。

ペン先の種類

EF(極細字)、F(細字)、M(中字)、B(太字)、BB(極太字)

シリーズの中で最も人気が高いのはEF(極細字)となっているが、私が使ってるのはワンランク太めのF(細字)

万年筆はペン先が太ければ太いほど滑らかなインクフローが楽しめるので、

「スーベレーンの滑らかな書き心地 + 普段使い出来る文字の太さ」

を考えるとF(細字)でも十分に使えると考えています。

 

さらに、国産万年筆に比べて海外万年筆はやや太めの字幅になっているので、スーベレーンの細字の場合、国産万年筆の細字~中字の中間付近の字幅をイメージしておくと良いと思います。

国産 F(細字)=海外製 EF(極細字)

くらいの違いがあると言っても過言ではないですね。

これは、細かい文字を書く必要がある日本の漢字文化と、そうではない海外のアルファベット文化の違いにより、製造の段階から異なる設計で作られているのが理由。

 

細い文字を書きたいなら国産万年筆がオススメ?

細字を求めるなら国産万年筆を選ぶのは良い選択。

ただし、海外万年筆ならではの独特の書き心地や滑らかさ、他にはないデザインを使いたいなら海外製を視野に入れると選択肢は大きく広がる。

何よりも万年筆は所有欲を満たしてくれるツールでもあるので、気に入ったデザインの万年筆を持つことはとても重要だと思います。

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インクの吸入は簡単~ピストン式~

スーベレーンはピストン式となっています。

ペン先をインクに浸して、軸尻を回すだけでインクの吸引ができるので簡単です。吸引はインクが無くなるたびに儀式的に行いますが、慣れてくればくるほど万年筆の所有感も高まってくる感じがしますね。

 

ちなみにインクはPILOTの「月夜」を愛用しています。

現在発売されている万年筆インクのラインナップの中でも、PILOTの「iroshizukuシリーズ」はカラー展開が豊富で圧倒的人気商品となっています。

特にブルーブラックは万年筆ユーザーにとって重要なカラーであるが、この色の市場を制しているのがPILOT「月夜」でしょうね。

個人的にもとても好んで使っています。購入は価格的にもアマゾンがオススメ。

 

さいごに「スーベレーン M400」を愛用する理由

高級万年筆のスタンダード商品である「ペリカン スーベレーンM400」だが、本当に間違いのない1本と断言していい万年筆ですね。

万年筆の上には上がありモンブラン149のような万年筆を持つことに憧れている方も多いと思うが、まずスーベレーンを使ってみるのが順序的には良いのではないかと思います。

 

私は、スーベレーンを使うことでペリカンというブランドが好きになりました。

本社はスイスにあるものの、ペリカンの起源はドイツであり、海外製文具のなかでも高い精密度を誇るドイツ筆記具は、使えば使うほどその良さが手に伝わってきます。

また、高級万年筆の中でも求めやすい価格であることも人気の秘密。

1本足らず2本目、3本目と、何かの記念日には買い増したいと思っているほど魅力のある万年筆。

私にとっては本当に至極の1本です。

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