FILCO ウッドパームレストはキーボードの相棒として最高なツールだった【レビュー】

「キーボードでタイピングをするなら絶対に木製のパームレスト使ったほうがいい。」

そんな話を聞いたことがありました。

パームレストとはキーボードの手前に置き、タイピング時に手の平を乗せるクッション台のこと。

palm=手の平、rest=休憩

この意味の通り、使うことで長時間の打鍵による疲労や腱鞘炎の予防に役立つツールとして期待できます。

ということで気になっていたウッドパームレストを買ってみました!

この記事では木製のウッドパームレストを使う理由、実際に使ってみた感想、自作せずに購入した理由について紹介したいと思います!

FILCOのウッドパームレストを置いてみた!

私が使っているキーボードは「FILCO Majestouch2 108赤軸」。このテンキー付きのフルサイズキーボードにピッタリなサイズなのが「FILCO ウッドパームレスト Lサイズ」です。

サイズ幅は440mmなので、一般的なテンキー付きのフルサイズキーボードとほぼ同様のサイズですね、

私のキーボードにもピッタリでした。同じメーカーだから当たり前か。

 

※キーキャップをカスタマイズしていますが、このカラーのキャップは海外通販で購入したものです。

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では、何故このウッドパームレストを使うのか?

その理由や使ってみた感想などをピックアップしたいと思います。

パームレストを使う理由はタイピングの疲労軽減

まずはパームレストを使ってない状態と、使った状態の違いを比較してみますね。

これだけでパームレストがいかに手に負担をかけないかという理由が分かると思います。

横から見てみるとその差は一目瞭然。

パームレストがないと血管が浮き出るほど力が入っていますね。笑

今まで気づかなかったけど、ずっとこの状態でタイピングしてたんですよ。

これがパームレストを使うと手全体への負担が減り、かなり楽にタイピングできるのが分かるかと思います。

タイピングってこんなに心地がいいんだ・・・

と感動したほど。

本体は手前に向かって程よい傾斜がついており、自然な手の形でタイピング出来るという特徴があります。

今まで使ってなかったことを後悔したほど“買ってよかった!”と思いました。

 

木製は痛いはウソ!むしろ心地がいい!

購入前にちょっとだけ気になっていたのが、木製のウッドパームレストは手の平が痛くなるんじゃないか?ということでした。

ところが、実際に長時間使ってみるとまったく痛みはありません。

パームレストにはクッション性のある素材のものも数多くラインナップされていますが、沈み込みが大きくタイピングには不向きなものが多いと言われているそうです。

柔らかいものより硬い木製素材のほうがタイピングしやすいし、無垢材の肌触りが最高に心地がいいです。

 

表面仕上げには高品質オイル塗料の「オスモカラー」を採用しており、環境保護基準に厳しいドイツで開発された自然由来の原料から作られる無公害オイルです。

普通に買うと非常に高価なオイルです。笑

オスモ&エーデル
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天然木の“温かみ”と“反り返り防止設計”

FILCO、Genuine Wood(天然木)、Made in Japanの焼印

この木はタモという天然木を使っており、ホームセンターなどで売ってる安価な集成材とは違います。

強さとしなやかさを兼ね備え、堅くて狂いが少ない木材なんだそうです。DIYをする方ならご存知かもしれませんが、天然木のなかでも決して安価な木材ではなく、高価な家具などにも使われる木材の1つですよね。

そのタモの木を日本国内で職人が一つ一つ丁寧に仕上げをしているのがこのウッドパームレストなんです。

温かみがあって、手馴染みがよい感触は使っていて本当に気持ちがいいもの。

研磨も完璧でツルッツルです

本体裏面には切れ込みが入っていますが、これは経年変化による木の反り返りなどを防ぐためです。

天然木というのは温度・湿度の変化、経年することによって木が反り返ったり変形したりするので、均一に切れ目を入れることで木の変形を防いでいるんです。

Lサイズの場合は切れ込みが5ヶ所入っています。

 

滑り止め防止クッションでガッチリ固定

商品には滑り止めクッションが付属しており、パームレストの底面に貼り付けて使います。

この滑り止めクッションは、「PORON」のFoot Padシリーズというもので、微細かつ均一なセル構造をした高機能ウレタンフォームなんだとか。その基本性能をそのままに特殊表面技術により高いグリップ力を発揮しているそうです。

これを底面の両サイドにピタッと貼るだけ。

デスクの上ではまったく滑らずにガッチリ固定されます。

 

自作も迷ったけど既製品を買ったのにはワケが

今回私が購入したFILCOのウッドパームレストは、頑張れば自分でDIYして作ることができます。

考えたのはこのパターンですね。

 パームレストを自作する場合

  1. ホームセンターで木材を購入
  2. やすりがけ
  3. オイル塗装
  4. 滑り止め

ホームセンター等で購入できる集成材(天然木ならもう少し高価に)なら数百円で買えるサイズですし、紙やすりも塗装オイルも手元にあるので、あとは滑り止めさえ買えば作れるという常態でした。

コストだけを考えるならオイルを持っているかという点がポイントですね。オイルはBRIWAXがオススメですが、それなりにコストがかかるのでトータルの予算をしっかり考えてみると良いでしょう。

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で、私が既製品を購入したワケは・・・

 このパームレストを買った理由

  1. 天然木(タモ)
  2. 職人による作業
  3. 高級オイル塗装
  4. 高機能ウレタン滑り止め

この他にも、木の反り返りを防ぐ“均一の切れ目”が良さそうだったり、手の平を置く位置の”微妙な傾斜”が良さそうだったりと、細部にわたって細かい設計がしっかりとされているため、

買ったら永く使えるアイテムなんだろうな~

と思ったからです。

作るか買うか迷ったんですが、私は“一生モノ”くらいの気持ちで買うという選択をしました。

 

自分でDIYしたいという方はコチラの記事が分かりやすかったので参考にしてみてください。

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自分で作るのも面白そうなので、ヒマな時にでもやってみようかなと思います!

 

さいごに

ということで、初めてウッドパームレストを使ってみたらとても快適でこの上ないツールだということがよく分かりました。

普段からタイピング作業をする方には絶対オススメできますね。

とにかく手の負担が楽になります。

既製品を購入するか自作するかはどちらでもいいと思うので、トータルの予算を考えてじっくり選んでみると良いと思います。