スナップ撮影用の高級コンデジが欲しい!
ミラーレス一眼「OM-D E-M5 Mark2」を愛用していていますが、やはり重たいレンズを付けて日常的に持ち歩くのは抵抗があります。
「あっ!撮りたい!」と思ってもスマホでは撮影意欲が湧かない。
そんな理由からミラーレス一眼のサブ機として高級コンデジを探しています。
なかでも「RICOH GR2」と「FUJIFILM X70」はスナップショットに最適な高級コンデジとして位置付けられており、この2機種を筆頭に悩んでいるので徹底比較してみようと思います。
※現在、実店舗で実機を触りながら悩みまくってます。ご意見いただけると嬉しいです!
スナップショット最強カメラは「RICOH GR 2」か「FUJIFILM X70」か!?
最強というのは言い過ぎかもしれないが(フルサイズのコンデジもあるわけで)「RICOH GR2」はコンデジ代表格のカメラです。そのGR2を追うようにして、同等のスペックを持つのが「FUJIFILM X70」。
ユーザーが多いのは間違いなく「GR2」であり「最強のスナップシューター」と言われるほどのカメラ。
ここに一石を投じてきたのが「究極のスナップシューター」と名乗る「X70」ということになります。
カメラの愛称がコレだ!
- RICOH GR2「最強のスナップシューター」
- FUJIFILM X70「究極のスナップシューター」
まずこの2機種の共通する点をまとめてみます。整理整頓すれば何か見つかるハズ。
「GR 2」と「X70」の共通点
まずこの両者は、APS-Cサイズの大型センサーを搭載し、28mm単焦点レンズを採用しているのが最大の特徴です。
細かく見ていきます。
APS-Cサイズの大型センサーを搭載
多くのデジタル一眼レフで使われているAPS-Cセンサーを搭載しています。
個人的には4:3のフォーサーズが好きですが、街撮りでは物足りなさを感じているので、APS-Cセンサーの機種を手軽に持ち歩けるのは魅力ですね。
他にもAPS-Cを搭載しているコンデジはまだある
広角28mm(35mm換算)の単焦点レンズ
焦点距離28mmは広すぎず狭すぎないサイズで、程よくパースが効くので日常をスナップ撮影するのに最適なサイズです。もちろん単焦点なのでズームができないが、デジタルクロップ(切り出し)することで画角を変更する仕様になっています。
デジタルクロップで画角を変更する
- GRⅡ・・・28mm、35mm、43mm
- X70・・・28mm、35mm、50mm
もっと広角で撮りたいなら広角21mmワイコンを使えばOK
両者とも別売りで広角21mmのワイコン(ワイドコンバージョンレンズ)が発売されています。個人的には18mmくらいの超広角レンズが好きですが21mmでも十分です。
意外とお値段がするのと、せっかくのコンパクトさが失われてしまうのが悩みどころ。この画角で撮るならミラーレス一眼を使うので購入はしないと思います。
F値2.8
明るいレンズでそれなりに大きなボケも楽しめそうです。他社の高級コンデジではデジタルズームF値1.8~もありますが、今回の2機種は単焦点なので比較しがたいところ。
F値1.8~のコンデジなどもある
「GR2」「X70」比較
非常によく似たこの2機種のサイズを比較してみたいと思います。
サイズ・重さはGR2の圧勝
- GR2:W117.0 × H62.8 × D34.7 mm、251g
- X70:W112.5 × H64.4 × D44.4 mm、340g
では両者の使い勝手や特徴・気になる点などを探り、購入の決め手になりそうなポイントを見極めたいと思います。
RICOH GR2 の感想
GR2は卓越した高画質を手に入れることが出来る、「最強のスナップシューター」としての機能が存分に搭載されていることが分かり、使い勝手も良さそうで所有欲も満たしてくれそうです。
気になった点をピックアップしてみたいと思います。
これが気になった!
オートフォーカスが若干遅くて不安だが「親指AFボタン」は使えそう
実機を触ったところ、オートフォーカスのスピードに若干ストレスを感じました。SONY RX100シリーズの後にGR2を触ったのでさらに遅く感じたのかもしれないが・・・。
ただ「親指AFボタン」というフォーカスを固定する機能があり、一度フォーカスを決めて複数枚のスナップを撮るなら便利だと感じました。
これが良かった!
軽量・コンパクトで携帯性は抜群!
この2機種を比較した場合、GR2の最大の利点はサイズと重量です。
GR2は251gでX70は340g。その差は90g。
これは手に持っただけでも感じる違いだったので、数時間持ち歩けばこの差をもっと感じるのは間違いない。
ファンクションキーが使いやすそう
片手で設定が変えられ、自分に合った設定を一発で呼び出せるのはありがたい。これは絶対に使うべき機能だと思いました。
持ち手にグリップがあるのが地味にいい
これがあるか無いかで、カメラを手で握るか指先で握るかの違いが出てくるので、グリップがあるのは地味に嬉しい。
FUJIFILM X70 の特徴
高級感のある外観で、レンズキャップ+ダイヤル式のクラシックスタイルがかっこよすぎる逸品。自らを究極のスナップシューターと呼ぶだけあり、28mm単焦点コンデジに参入してきたフジ渾身のカメラと言えます。
これが気になった!
若干重くて大きい、ポケットに入れるには微妙なサイズ
GR2に比べてカメラの厚みが+1cm大きく、若干ポケットに入れるのが困難に感じました。前述したとおり、重さも+90gとなっています。
レンズキャップが面倒かもしれない
GR2は電源オンオフでレンズバリアが自動的に開閉されるが、X70はレンズキャップ式です。そもそもポケットに入れる設計ではないと考えたほうがよいかもしれない。
これは良かった!
MFの操作が圧倒的に簡単
X70はコントロールリングで操作できるのに対して、GR2はマクロキーを押してから「+-」ボタンで操作するので、MFはX70のほうが断然使いやすかったです。MFで操作することに慣れているのでこの点は非常に魅力です。
直感的で使いやすいダイヤル式がいい
シャタースピード、露出、オートモードのスイッチがダイヤル式になっていて、見た目はもちろんかっこいいが、何よりも使いやすそう。これぞフジ!って感じですね。
ただし、思ったよりもダイアルが固いと感じました。
180°チルト式液晶モニターを採用
個人的にはバリアングル液晶派だが、チルト式でも十分に使えるのでこれは大きなメリット。スナップならローアングルから撮る機会も多いだろうし。
AFスピードも速い
あくまでもGR2と比較しての話だが、AF(オートフォーカス)のスピードが速くてノンストレスに感じました。
まとめ「GR2」「X70」を比較した結果
両者の特徴や欠点などを細かく比較してきましたが、持ち運んで使うなら「GR2」の方が良さそうな印象を受けました。
RICOH GR2の感想
コンパクトで251gと軽量で持ち運びもよく、自分自身がGR2に合わせてた撮影をしていくと面白いんじゃないかなという感想です。
広角28mmの楽しさをを存分に味わえそうな気がします。
FUJIFILM X70の感想
じっくり設定して納得の一枚を丁寧に撮り、自分の思い通りの画作りを狙って撮影できる。
このカメラを使いこなせたら、かなり面白いカメラライフが送れるかもしれないという感想です。
若干分厚くて重いのが気になり、コンデジとミラーレスの中間点のサイズのような印象も残りました。
自分がスナップ撮影に求めるモノをもう一度見直してみれば、どちからが自分に適したカメラなのか見い出せるかも知れません。
今のところ「GR2」のほうがミラーレス一眼と使い分けて楽しめそうな気がします。
→追記:後日、GR2を購入しました。