【初心者向け】動画編集のための自作PCパーツを15万円で揃えてみました

どうもmachoです!

Youtubeの動画編集を快適にするために自作PCを組み立てることにしました。(10年ぶり2回目)

僕は自作PCのプロではないですが、CG・映像編集は15年以上のキャリアがあるので、どれくらいのスペックなら動画編集作業でストレス無く快適に使えるか感覚的に分かってるつもりです。

このパーツがショボいとあの作業で苦しい・・・とか。

 

YouTubeの動画編集はAdobe Premiere Proが有名ですが、僕もバリバリのPremiereユーザーなのでPremiere/AfterEffectsなどのソフトが快適に動作すること基準に自作PCパーツを選んでみました。

自作PCはプラモデルを組み立てるような感じなのでそこまで難しくないですが、各パーツごとに互換性があるのでパーツ選びがちょっと難しいところ。

そこで、僕が選んだ動画編集のための自作パーツをひとつづつ紹介していきます!

これから自作PCを作りたい!と考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

動画編集のために選んだPC本体パーツ

まず「動画編集のための自作PC」ということなら、ややオーバースペックなパーツを揃えたほうが良いと思います。

動画編集ソフトは編集工程によってPCに掛かる負荷が大きく違うので、最も負荷が掛かった状態を想定して選べば安心です。

なので「絶対に10万円以下で揃える!」と決めても、結局スペック不足でまた買い換える・・なんてことがあれば大損ですからね。

パーツが良ければ作業効率も大きく変わってくるので、あまり金額だけにこだわるのはオススメしません。

 

僕が今回、自作PCパーツとして購入したのがこちら。

種類購入パーツ
CPUAMD Ryzen 7 3700X
GPU(グラフィックボード)
玄人志向 NVIDIA GeForce GTX 1660 6GB
メモリCORSAIR DDR4 3200 8GB×2(×2 計32GB)
マザーボードASRock AMD B450 Pro
ストレージSSDWesternDigital Blue 3D M.2-2280 [1TB]
ストレージHDDWestern Digital WD Blue 内蔵HDD 3.5インチ[6TB]
電源ユニット玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS GOLD認証 650W
ケースThermaltake VIEW 31 TG ミドルタワー
OSWindows 10 Home

これらのパーツ類があれば、あとはプラモデルのように組み立てるだけです。

加えて「モニター・キーボード・マウス」が必要になります。

 

僕の場合、PCパーツ以外の周辺機器はこちらです。

種類周辺機器
モニターLG 31.5インチ4Kモニター 32UK550-B
キーボードRealforce R2 PFU Limited
マウスlogicool MX Master 2S
有線LANケーブルDanyee LANケーブル
BluetoothアダプタTP-Link Bluetooth USBアダプタ

有線LANを使わずに無線LANでWi-Fi環境にするなら「無線LANカード」などの受信機が必要です。

Wi-FiもBluetoothも一つにまとめた人なら、どちらにも対応している「Wi-Fi Bluetooth 拡張ボード」を買っておくのもいいかもしれません。

買うものが多いね。笑

とりあえず上記のリストがあれば、組み立てからWindowsの起動、ネット接続まではOKです。

 

では、自作PCパーツに話を戻して。

動画編集のための自作PC場合、処理能力に関わるパーツから選ぶべきだと思うのでその順に合わせて選んでみました。

CPU:AMD Ryzen 7 3700X

なぜこのパーツを選んだのだ?
CPUは最重要パーツなのでそれなりに良いものをチョイス。

まずはPCの頭脳となる「CPU」ですね。動画編集においては・・・いや、自作PCにおいて最重要パーツの一つです。

映像の処理速度に大きく関わってくるので「10万円以内に抑えたい!」という人もケチらずいきましょう。

数年前まではCPUと言えばintelという時代でしたが、今やAMD Ryzenの時代。同スペックで低価格なのでRyzenを選ばない手はありません。

僕はRyzen 7 3700Xを購入しましたが、2万円台で買えるRyzen 5 3600でも十分動きそうだなと思ってます。

CPUが弱いと重たいプロジェクトをプレビュー(再生)した時に動画がカクカクしたり、動作に遅延が起こるのでRyzen 7 3700Xをチョイス。8コア・16スレッドと動画編集では十分なスペックです。

最近流行りのキラキラネオン系だしCPUクーラーも付いています。

 

GPU:玄人志向 NVIDIA GeForce GTX 1660 6GB

なぜこのパーツを選んだのか?
グラボは時短作業に繋がるから、コスパ重視でそこそこいいモノをチョイスした。
動画編集にGPU(グラフィックボード)は関係ない!なんて声を聞いたことがあるんですが、そんなことはないです。
実際にゲーム会社などの映像制作現場などでも、あまりにも動画の書き出し処理が遅くてPCが悲鳴を挙げるとグラフィックボードを強化したりすることがあります。
つまり書き出し「=エンコード」という動画変換処理の速度に大きく関わってくるので、それなりのスペックが求められます。
  • 10分の動画を30分かけて書き出すか
  • 10分の動画を5分で書き出すか
という時短作業に繋がるのでとても重要です。
※後述しますが、どのストレージに書き出すかというのも速度に大きく関わってきます。→内蔵SSDフォルダに書き出せ!
僕が選んだ玄人志向 NVIDIA GeForce GTX 1660比較的コスパがいい商品だと思います。決して低スペックなグラフィックボードではないし、YouTube動画の編集作業用として選ぶならベストだと思います。ただし4K動画を扱うならちょっとスペック不足かもしれません。
GeForce GTX 1660は26,000円台ですが、約半額で買える「玄人志向 NVIDIA GeForce GTX 1050Ti 4GB」もそこそこ使えると思います。

 

メモリ:CORSAIR DDR4 3200 8GB×4(32GB)

 

なぜこのパーツを選んだのか?
まぁ、メモリは余裕を持って。

動画編集ソフトは作業中にかなりメモリを消費するので最低でも16GBは必要で、余裕があれば32GB以上がいいです。4K動画を扱うなら32GBは必須かな。

とりあえずDDR4という規格を選べばOK。その横の3200という文字はクロック周波数というもので転送速度に関わってくる数字です。Amazonで商品検索すると2666Mhz(メガヘルツ) が最も売れているようですが、僕はあえて高性能な3200Mhzを選びました。

正直DDR4 2666Mhzでも問題ないと思いますが、まぁ値段そんなに変わらないんで。

BIOS画面でDDR4-3200に設定。この他は何もしてません。

 

マザーボード:ASRock AMD B450 Pro

なぜこのパーツを選んだのか?
互換性OK、見た目カッコいい、安い。それだけ。

マザーボードは母艦のような存在。動画編集においてのマザーボードは、挿し口などの互換性があればどれを選んでも問題ないかと思います。

ASRock AMD B450 Pro4 は1万円を切る価格で、僕が選んだパーツ類との互換性もあるATX仕様。

デザインもカッコいいと思ったので購入しました。

本当にそれくらいです。

 

ストレージSSD:WesternDigital Blue 3D M.2-2280 [1TB]

なぜこのパーツを選んだのか?
WesternDigitalのストレージは長年愛用してて信頼してるから。

動画編集において、内蔵SSDは「作業データを置く場所」になります。

動画編集ソフトで扱う動画素材は、どのドライブから読み込んでいるのかで処理速度が大きく変わるので、間違っても外付けHDDにデータを置いて作業してはいけません。

Western Digitalは色によって用途が違うとされてますが、僕は一般向けのスタンダードモデル「Blue」を選んでます。

タイプはM.2規格(2.5インチよりも小型で転送速度が速い次世代ストレージツール)のSATAモデル。NVMeなら超速いって話ですが、値段も高いし発熱もすごいらしいので今回は見送り。

1TBか500GBか悩みどころですが、予算に合わせて選べばOKだと思います。

 

ストレージHDD:Western Digital WD Blue 内蔵HDD 3.5インチ[6TB]

なぜこのパーツを選んだのか?
動画データって超重たいから余裕を持って6TBで。

HDDはバックアップ用として使うストレージなので6TBにしておきました。余裕で使えると思います。

特にメーカーのこだわりはないので、SSDと同じくWestern Digital製のBLUEで。

SSDとの違いはこんな感じですね。

  • SSD:転送速度は速いが高価
  • HDD:転送速度は遅いが安価

こちらもSDDと同じく、予算に合わせて選ぶと良いでしょう。

WD製は個人的には安心して使えるブランドだと思ってます。

 

電源ユニット:玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS GOLD認証 650W

なぜこのパーツを選んだのか?
正直、電源ユニットはよく分かってないけどワット数と80PLUSで選びました。

電源ユニットはワット数が大事!ってことくらいしか知らなかったので、多くのレビューを参考にして選びました。

確かにワット数が不足すると強制シャットダウンしてしまいますが、今回僕が選んだパーツ類ならとりあえず650Wあれば大丈夫。

グラフィックボードと同じくコスパ重視で玄人志向さんの商品をチョイス。

電源ユニットは電力変換効率の性能を示した80PLUSという規格があるらしく、それぞれ色分けされてランク設定されてますがGOLDはやや上のランクみたいです。

 

ケース:Thermaltake VIEW 31 TG ミドルタワー

なぜこのパーツを選んだのか?
安くてそこそこカッコよければOK、という感じで選ぶとやっぱりコレ。

Thermaltake VIEW 31 TGはAmazonで絶大な人気を集めるモデルです。

ミドルタワーサイズで換気が良さそう、かつデザインも悪くないので迷わず選んだモデルです。

ケースはハマると沼に入りそうだったので、コスパを重視しました。笑

結果、上記パーツ類も問題なく収納できました。

↓両サイドに4mm厚の強化ガラスパネルを装着します。

 

Windows10 Home

Windowsがない人は購入しなくてはなりません。買うのはパッケージ版です。

僕はMacでWindowsが使えるParallels® Desktopを導入しようと思って買ったWin10 Homeのライセンス版があったので、USBメモリにインストール用メディアをDLして使いました。

WinのノートPCでWindows用のインストールメディアをインストールし、保存先をUSBメディアにすればOKです。

Macでメディアをインストールするのは面倒くさそうだったのでやめました。

もちろんパッケージ版なら面倒なことなくインストールできます。

 

動画編集のための自作PCに掛かった総額

お待たせしました・・・金額について。

購入したパーツ価格
CPUAMD Ryzen 7 3700X44,218円
GPU玄人志向 NVIDIA GeForce GTX 1660 6GB23,914円
メモリCORSAIR DDR4 3200 8GB×211,231円 × 2
マザーボードASRock AMD B450 Pro9,439円
SSDWesternDigital Blue 3D M.2-2280 [1TB]13,585円
HDDWestern Digital WD Blue 内蔵HDD 3.5インチ[6TB]10,585円
電源ユニット玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS GOLD認証 650W11,051円
ケースThermaltake VIEW 31 TG ミドルタワー7,922円
合計額146,180円

※Amazon、楽天市場など2020年2月現在の価格より

なんとか15万円内に収まりました!

やはり、動画編集を快適にするための自作PCとなるとこれくらいがベースになってきますね。

10万円以下だと・・・僕ならどこかでストレス出てきてパーツ買い換えることになりそうです。

 

が!

他にもWindosw10やモニター類も購入しているので、実質20万円超えちゃってますね・・・。モニター代が大きいな・・・。

 

はい、そんな感じです。

このくらいの金額を目安に作るとかなり快適な動画制作環境が作れます。

実際、PremiereからAfterEffectsまで超快適に作業ができており、これまで使っていたiMac(2017 5Kディスプレイモデル)とは桁違いの性能を感じています。

作業時間も2倍くらい速くなってます。(大袈裟ではない)

ということで動画編集のための自作PCを作りたい方にとって参考になりましたでしょうか。

これから本気でYouTube始める人は是非参考にしてみてください。