「PARKER INGENUITY」というペン。ちゃんと発音できますか?
「パーカー インジェニュイティ」です。(※INGENUITY : 創意あふれるアイデア、発明品)
日本人には難しすぎる商品名ですね。
「書くというより撫でる感覚」で書くのがこのペンのコンセプトで、万年筆のようなペン先をしているが、万年筆とはまったく異なるペン構造をしています。
インジェニュイティは第5世代の筆記具と呼ばれ、パーカーではこれを「パーカー 5th テクノジー」と位置付けています。これを初めて採用したコレクションがパーカー インジェニュイティ。
使ってみて分かりましたが、信じられないほど滑らかに書けるので、時として自分の想像を超えるアイディアなどが生まれるペンかもしれません。
革命的なペン│第5世代の筆記具
そもそも第4世代までの筆記具って何なの?って話ですが、簡単にまとまると以下の4種類がそう呼ばれるものです。
- 万年筆
- ボールペン
- ローラーボール(水性ボールペンなど)
- ペンシル(鉛筆、シャープペンなど)
どれも馴染みのあるペン種だと思いますが、インジェニュイティはこれらにはまったく属していないペンとなっています。
その理由がこちら。
そう呼ばれる理由│まったく新しい構造
ペン先が今までと異なる仕組み
紙に触れたときに必要な量のインクだけが、ペン先の細かな溝から染み出す特殊なチップを採用しているため。これまでのインク構造と全く異なり、書き始めの文字のかすれやインク溜まりがなく、とても滑らかに書くことができます。
速乾性と耐久性に強い
速乾性に優れた水性染料インクを使用していることで、書いた瞬間にインクが乾き、手にインクが付いたり紙のインク滲みもほとんどありません。また万年筆などと異なり、高温環境・飛行機内への持ち込みによるインク漏れの心配がなく、キャップを一晩し忘れてもドライアップないという特徴も持ち合わせています。
手入れが楽で取り扱いやすい
回転式キャップの多い万年筆に比べ、キャップを抜き差しするだけでいいので非常に取り扱いやすく、リフィルの交換も抜き差しするだけなのでとにかく簡単。見た目は万年筆のようですが、ほぼボールペンと同じような扱い方で大丈夫です。
滑らかに書ける
そもそもペン先がしなやかで柔軟で書き心地がとても良いのですが、さらにペン尻にセットされた内部のスプリングが筆圧を適切に調整し、筆圧の強弱を見事に吸収しています。万年筆のように筆圧ゼロで書けるペンと言えます。ペン先は使えば使うほど削れるので、自分にとってベストな形に経年していくのも魅力のひとつ。
リフィルの交換はボールペンのように簡単で、書き味はローラーボールのように滑らか。インク速乾性の高さは油性ボールペンのような感覚。万年筆のように美しいデザイン。
つまり、万年筆・ボールペン・ローラーボールの長所を集約したのが「インジェニュイティ」という新たな第5世代のペン。一本でこれらの要素を楽しめるというのが最大の特徴だと思います。
体感│パーカー インジェニュイティを使ってみて感じた点
やはり売り込みどおりのペンであることは間違いありません。
- 驚くほどに滑らかな書き心地
- 速乾性が高い
- 替芯の交換が簡単
- ペン先が削れ、自分だけの書き味に育っていく
ただし、数ヶ月経って分かった問題点がひとつ。
問題点│リフィルが高額である
パーカー インジェニュイティの最大の問題点は “交換リフィルが高い” という点でしょう。私もインクが無くなって新しいものを買おうと思った時に「やっぱりこの価格はちょっと高いな」と実感しました。1本900円~、3本まとめ買いでも2,000円~。
まぁ、価格以上の書き心地を楽しめるので買ってしまうんですけどね・・・。
PARKERの高級感漂うデザインは魅力
パーカーと言えば「世界で最も愛されているペン」をキャッチフレーズに、常に時代をリードする新しい筆記具を生み出してきたブランドです。
インジェニュイティの機能性・利便性が高いのはもちろん、やはりそのペンの美しさにはやられてしまいますね。事実、私も最初にこのペンを見たとき「かっこいい!とりあえず買おう!」と、ペンの仕組みも良く分からずに先走って購入したものです。
それほど数ある筆記具の中でもセンセーショナルなデザインに感じました。
パーカー インジェニュイティの総評
個人的にはすごく高評価と感じているパーカー インジェニュイティですが、人によってはそう感じない方もいるかもしれません。
ですが、このような方でしたらパーカー インジェニュイティに向いていると思います。
- 今までにない滑らかな書き心地で書きたい
- 手軽に万年筆のようなデザインのペンを使いたい
- ビジネスシーンで高級ペンを使いたい
- 品格のある高級ブランド筆記具を持ちたい
パーカーは100年以上の歴史(1888年創業 )を持つ、世界で最も信頼されている筆記具ブランドのひとつです。
今までにないまったく新しい書き心地は、これまで使ってきたペンとは一線を画しており、使った瞬間に一目ぼれしてしまったペンでもあります。一度試してみるとその違いは歴然に感じるかもしれません。
万年筆には多種多様なブランドがあり、はじめて万年筆を買う人は何を買ったら良いか分からないと思います。入学・卒業などのお祝い品としてや、社会人になったきっかけに自己投資するなど、自分を磨くツールとしても長年愛用されている万年筆。[…]
低価格な万年筆を楽しむ万年筆のデザインってどうしても男性のイメージがありますよね。歴史的にも有名な万年筆が「黒、高級品」というイメージがあるせいでしょう。しかし、実は子供から大人まで楽しく使える低価格の「カジュア[…]
男性向けのプレゼントとして人気の高級ボールペン。新社会人や学生・ビジネスマンからエグゼクティブまで、社会的立場を問わずに多くの男性に喜ばれるアイテムの1つです。そんな高級ボールペンは数多くの商品があるために、選ぶ上で注意しなくてはならないポ[…]