276冊の書籍を「バリューブックス」で買取査定をしたが、なんとなく納得できない「寄付」をすることにした話

絶賛断捨離中ブロガーのmacho(@machoMacholog)です。

先日、大量にある書籍を買い取りしてもらいました。

買取業者はネットで見つけたバリューブックス。Amazonでもよく見かける業者だったので、きちんと処理してくれるんだろうと思ってのことです。

大量の本をAmazonで一冊ごと売るのは超面倒だし。

SDGs、サスティナブルな情報を提供しているサイト「サステラス」さんでは寄付に関する様々な情報を提供されてます。
寄付するならどこがいい?選び方とおすすめ寄付先3選を紹介します

「バリューブックス」の買取り依頼は超簡単だった

①オーダーページで必要事項を記入して送信

ここに必要な情報を記入して送信するだけ。

 

②指定日に運送会社が来てくれる

準備しておくのは以下の通り

  • 書籍を梱包しておく
  • 免許証等のコピーを同封

送料は無料です。

 

③査定結果を2~3日待つ

登録したメールアドレスに査定結果の内容が届きます。

この査定内容に関して「承諾 or 返送」を返信すれば作業完了。

 

本買取バリューブックス

 

276冊の書籍を買取りしてもらった結果

買取り可能な書籍は90冊のみ。

査定額は935円 安っ!笑

まぁ、もともと古い本ばかりだし捨てる気だったらこれは全然OK

送料無料だけど実際は配送費用でかかってるんだもんな。

でも詳細についての連絡は一切ナシ。

マジで?買取ってこういうものだったっけ?

数年ぶりにしたから忘れてしまったよ。

※なお、弊社システムの都合上タイトル別にお値段をご提示することができませんのでご容赦下さいますようお願い申し上げます。

まぁこれはいいとしましょう。気にしてません。

でも何冊査定したのかくらいはちゃんと教えて欲しい。

さらに、査定メールにはこんな興味深い文言がありました。

弊社では残念ながらお値段を付けることの出来なかった書籍に関しても

捨てることなく『book gift project』と題して諸施設に寄付を行っております。

是非こちらもご覧下さい! ★ http://www.bookgift.net/thanks/  ★

ほう。

値のつかなかった本は寄付するというプロジェクトがあるらしい。

上記URLを確認したところ、様々な施設に本を寄付している様子が伺えます。

どうせなら全部寄付したいと思い、確認をする意味で担当者に以下のようなメールを送ってみた。

査定ありがとうございます。

すべての本を寄付することは可能でしょうか。

これに対しての返信がこちら

今回のお返事で、●●様には買取金額をご寄付いただけるとのこと、大変ありがたく存じます。

買取により現金化も好ましいかもしれませんがそれ以上に、自分が感動した本、大きく影響された本を誰かに読んでほしい、有効活用してほしい、捨てるのは忍びない。

といった思いの方が多くいることをこの仕事を通じて実感しております。

ん?

「買取金額をご寄付いただけるとのこと」?

本は寄付できないの??

というか、そもそも寄付するとは一言も言っていない気がするが、僕のメールの文言がおかしかったのだろうか?

さらにメールは続き、

 下記活動に活用させていただきます。

『 陸前高田市図書館ゆめプロジェクト 』

通常ですと、上記プロジェクトにお申込みいただく際には寄付を承諾いただく為の【 贈与承諾書 】にご一筆いただく必要がございますが今回は弊社の責任者より、●●様のお名前を代筆させていただいてもよろしいでしょうか?

まずこの時点で、寄付活動のページがいつの間にか変更されている点が気になる。

 

全ての本を寄付できるか確認したかっただけなんだが、すでに承諾書の話になってしまった。

まったく望んでない方向に勝手に話が進んでるぜ。

本を売るだけならどうでもいいが、寄付はしっかりとやりたいですよね。

現状では寄付という大事な制度の説明が足りなすぎる。

それでも本の寄付に向けて話を進めたいので確認のメールを送りました。

最初のメールに記載されておりましたURLを確認したところ、

>本の一部をフリースクールや病院、福祉施設などに置かせていただく活動

と記載されていますが、その点の説明もなく「買取金額をご寄付いただけるとのこと」という話で進んでいるのが理解できずに困惑しております。

できれば本の寄付をしたいと考えております。

まず何冊査定したのかを教えていただけますか?

そして寄付をするのは全ての本なのか一部なのか。

こちらの回答をお願いいたします。

と返信しました。

普段はこんな苦情に近いメールを出すことはありませんが、本をきちんとした形で寄付をしたい、と思ったからです。

その後に来たメール内容

ご案内させていただいた「ブックギフトプロジェクト」ですがこちらはお値段をお付けすることができなかった商品の中から状態の良い商品を選別し、フリースクールや施設等に寄付させていただくようになります。

その為、お値段のついた商品も含め全てをブックギフトプロジェクトに寄付をさせていただくといったことは出来かねます。

こちらのプロジェクトですと、お値段の付いた商品も含めて寄付が可能でございますが、書籍自体の寄付ではなく、買取金額の寄付となります。

弊社にて様々な寄付活動を行っており、非常に紛らわしく、混乱を招いてしまい申し訳ございません。

つまり。
  • 買取の値がついた本はお金を寄付する
  • 買取の値がつかない本はバリューブックスが選別して本を寄付する
ということらしい。
つまり、すべての本を寄付するというのは無理のようだ。
※メール一部引用

また、●●様より、お送り頂いた商品は総数276点ございまして

お値段のお付けできた商品は90点ございます。

この時点で査定した本の総数が判明しました。

これは最初のメールにちゃんと記載したほうがいいと思うよ。

 

さらにメールは続き、

ブックギフトプロジェクトですと、寄付できる可能性のある書籍は186点ございますがその中から選書担当の者が選別を行いますので、何点が寄付されるのかはわかりかねます。

このメール内容によると、何冊の本が寄付されるのか寄付する僕には一切分からない。

最後に一点だけという文言でメールを送りました。

実際に寄付する本が決まった場合、何冊寄付したのかを通知していただけるのでしょうか?

買取金額の寄付額については証明できるものはありますでしょうか?

一方的な見方ですが、この状態では本当に寄付したのか不明のまま終わってしまうと思いますので。

これが一番気になった点です。

寄付したことを証明してもらいたかった。

もう一度言いますが、本を売るならどーでもいいが、寄付ならしっかりとやってもらいたいという想いです。

この時点ではバリューブックスの寄付制度に不安を感じていたので。

ブックギフトにて寄付の対象となりますものは買取に承諾を頂いた後の商品となりますので商品自体の所有権は弊社にあるものと判断されます。

その為、ブックギフトは弊社にて独自に行っているプロジェクトとなりますのでお客様へのご報告等はございません。

確かにこれはその通り。

【贈与承諾書】にサインをすると、所有権はそちら側にあるから何を証明する義務はない。

こっちは何冊の本を寄付するのか知ってから【贈与承諾書】にサインをしたかったが。

ここでハッキリと分かったこと。

本を寄付するのは買取依頼を出した僕ではなく、バリューブックスが寄付をするということです。

また、陸前高田市ゆめプロジェクトは
「寄付」にお申込みいただくかたちとなりますので
お送り頂いた書籍を全て金額へ変換し、寄付を行わせていただきます。
その後、書面にて冊数や金額等をご報告させていただきます。

寄付した冊数を書面で報告してくれるらしいので「色々とご回答ありがとうございました。」というメールを添えてやり取りは終了しました。

自分で送料を払って寄付した方がよかったかも

正直、最初から自分で寄付先を探して送料を支払って寄付したほうが良かったと思いました。
なんだか心をこめて本を寄付した気分がしないんですよねー。
これは完全に自分のミス。買取って制度に目がくらみましたね。

最後に:バリューブックスで買取してもらった総評と反省

良かった点

  • 迅速に本を買取りしてもらえる。
  • 買取りできなかった本は寄付できる(但しあなたが寄付する訳ではない)
  • 買取査定額を全額寄付できる(但しあなたが寄付する訳ではない)

ダメな点

  • 詳細な明細書は一切なし。
  • 何冊査定したのは問い合わせないと答えてくれない。
  • 各書籍ごとの買取価格については教えてもらえない。

このようにマイナス面を中心に書きましたが、簡単・迅速に買取してもらえるシステムだけは評価したいと思います。

本を買取りしてもらうか、それとも寄付をするのか。

しっかり考えてからやるべきだと思いました。

 

※追記

後日、ちゃんと寄付された書類が郵送されました。

276冊全て寄付されて安心しました!

以上です。

 

本買取バリューブックス