ほぼ日手帳やマークスEDiTを代表するように、今では各社より数多くの1日1ページ手帳が展開されています。
1日1ページ手帳はシンプルゆえに
- フォーマット
- サイズ感
- 紙質
- 重さ
- 表紙デザイン
など、細かいところまで気になってしまう方が多いと思います。
僕のように「ほぼ日手帳」と「EDiT」の両方を使った経験があると、次は違うメーカーの1日1ページ手帳が気になってしまうというもの。
じゃ、1日1ページ手帳って他にどんなのがあるのか?
と気になってしまったので徹底調査してみました!
2021年は1日1ページ手帳が欲しい!と決めている方の参考になれば光栄です。
これは外せない1日1ページ手帳の人気商品
まずは1日1ページの2大手帳をご紹介。
この後に登場する手帳と比較する上でも確認しておきたいところです。
ほぼ日手帳
ここ10年で「ほぼ日=1日1ページ手帳」という代名詞的な手帳となりましたが、未だにその人気は衰えず、ネット通販はもちろんLOFTで見かける方も多いと思います。
薄くて軽いトモエリバー紙を使い、180度フラットに開く糸がかり製本を採用しているため、書きやすさと書き心地の良さが追求されています。
3.7mm方眼を採用し、時間軸は24時間表記。TO DOリストや月の満ち欠け、ページ下に日々の言葉があるのが特徴です。
2021年も豊富なカバー、アイテムラインナップが充実していて、どのように手帳を使うのか考えるだけで楽しみが増えますね。「1~6月」「7~12月」が2冊セットになった『分冊版avec』なら重さ・厚みが半分の携帯しやすい1日1ページ手帳も展開中です。
毎年発行されるガイドブック「ほぼ日手帳公式ガイドブック2021」も使い方の参考になる一冊です。
公式サイト:LIFEのBOOK ほぼ日手帳
マークス EDiT
デイリータイプ以外にも数多くのラインナップを揃えるEDiTですが、人気NO.1となっているのが1日1ページタイプです。
2021年からはついにA6サイズが登場となりました。
視認性の良いドット罫を採用し、24時間対応の軸(6時〜21時表記)を基準にシンプルなページ構成となっているのが特徴です。
180度フラットに開く仕様や、毎年改良を重ねるEDiTの完成形が見えてきたような気がしています。
表紙やカバーラインナップも豊富なので、プライベートからビジネスまで十分に使える手帳です。
公式ショップ:onlineMARK’S EDiT商品ページ
これも外せない根強い人気を持つデイリー手帳
次に何年も根強いファンを持つ人気の1日1ページ手帳をピックアップします。
中身重視の使いやすいフォーマットなので、ご自身に合えばもう手帳選びに困ることはないかもしれません。
JSダイアリー
2021年11月発売予定!
文具専門誌「趣味の文具箱」を発行するエイ出版社が作るESダイアリーが、2021年より文房具の和気文具が「JSダイアリー」として名称を変更しました。
編集者自らが“使いやすさと見やすさ”に徹底的にこだわった隠れた名作手帳です。
どのページも180度に開き、万年筆インクの裏写りもなく、手帳で使われる書体にまでこだわって作られています。用紙は王子製紙の上質紙「OKシュークリーム」を採用しています。
ページ上部に横配列のカレンダーがあり、縦軸はB5サイズが6時〜25時、A6サイズは9時〜24時で表記し、バーチカル+デイリー手帳として使える仕様になっていて、1日の出来事を細かく記入できるのが特徴です。
STALOGY 365デイズノート
時刻を表す日付と曜日、そして方眼グリッドのみというシンプルなノート。
ページ上に日付の印字があり、マーキングすることで1日1ページ手帳として使うことが出来ます。
方眼の大きさは5mmで、時間軸は2マスで1時間分となっています。
サイズはB5・A5・B6・A6、4色カラー展開と豊富であるのも嬉しいところ。A5・A6サイズは半年分の1/2イヤーノート(192ページ)も展開しています。
主張しない色味、薄い紙なのにインクが裏抜けしない紙質を使い、シンプルで自由度が高いのが365デイズノートです。
公式サイト:STALOGY 365デイズノート
ディスカヴァーダイアリー DAY TO DAY
根強いファンを持つディスカヴァーダイアリーは、日本の出版社Discover 21から発売されている手帳です。
方眼罫に用紙はトモエリバーを採用し、1日1ページを左右に分割して使える罫線が入っています。
時間軸は時間軸は8時〜22時までのビジネスタイムをカバー。
180度パタンと開く手帳製本に2本のスピン(しおり)付きで、手帳カバーにはペンホルダー、メモ等を収納できるスリット、名刺がしまえるポケットなども付いています。低価格で買えるリフィルのみ販売をしているのも嬉しい点ですね。
2020年版は本文用紙を変更し、より薄く軽くなっています。
公式サイト:ディスカバーの手帳
有名老舗メーカーの1日1ページ手帳
NOLTY、高橋手帳と言った手帳の老舗ブランドからも1日1ページ手帳が展開されています。
NOLTY U365
1ページのレイアウトが他の手帳と異なるのがNOLTY U365です。
上部に横軸のスケジュールラインがあり、時間軸をガントチャートのように使うことができます。
メインスペースはドット罫のグリッドノートで使いやすい上に、書けるスペースが広いのもポイントです。
また、ページ下部には1週間を俯瞰でみれるウィークバーがあり、1日1ページでは分かりにくい週間の中の位置付けがひと目で分かるデザインになっています。
高橋書店 torinco 1
高橋書店のtorincoシリーズから1日1ページ手帳として展開されているtorinco 1。
モダンで洗練されたデザインは持っていてい気分がいい手帳です。
5mm方眼を採用したシンプルなフォーマットは、マークスのEDiTに近い感じで広く自由に使えるのがポイントです。
滑らかなインクフローが楽しめる上質紙は、万年筆、油性・ゲルボールペンのどれでも全く裏抜けしません。
ゴムバンド付き、ドット罫タイプの「torinco 5」もデイリー手帳として展開されています。
クオバディス ABP1 アンパラ
1952年フランスのマルセイユ生まれたクオバディス。
1日1ページも数種類展開しており、ABP アンパラシリーズが人気の手帳となっています。
サイズは2種類ありABP1は13×21cm、ABP2は12×17cm。
7時から21時までの時間軸があり、タイムスケジュールからToDo管理、日記など使い分けが可能なダイアリーです。
ユメキロック セパレートダイアリー
セパレートダイアリーとして有名なユメキロックの手帳。
”時間活用のプロ”を育てる手帳として、手帳一筋60年の歴史を持つ老舗手帳メーカーです。
1日1日1ページ手帳のデイリー&マンスリーは、上・下でデイリーとマンスリーを同時に開いて使うことができます。
ダイアリーページは左右にドット罫と方眼罫に分割され、時間軸は6時〜24時まであるのが特徴です。
A5、B6サイズの2種類が展開されていますが、フリースペースがやや小さめのため、たっぷり書き込みたいという方はA5サイズをチョイスすると良いでしょう。
シンプルな1日1ページ手帳ならこれ
ゴチャゴチャしたフォーマットが嫌ならシンプルな1日1ページがいい。
どうしても手帳が決められない時はこのようなシンプルな手帳がいいでしょう。
ミドリ MDノートダイアリー
月間スケジュールページ+385ページのフリーページで構成されたMDノートダイアリー。
シンプルで使いやすいフォーマットが人気で、クリエイティブを刺激するシンプルで上質なダイアリーです。
背表紙に年号の刻印があり、1〜12の数字が入った付属のインデックスシールで年月を管理します。
A6サイズは文庫本より数ミリ小さいサイズなので、たっぷり書きたい人はA5をチョイスするべきですね。またバーチカル罫がやや大きめで、フリースペースがちょっと少ない印象も受けます。
フリーページは8時~24時までのバーチカル罫が入り、その上部にはToDoタスク、もしくは1時間ごとの予定を書き込める7つの点があります。
MD(ミドリダイアリー)用紙は1960年代に開発されたオリジナルの手帳専用紙で、万年筆でも裏抜けしにくい書き心地の良い上質紙です。
MOLESKINE モレスキン ダイアリー
世界中で絶大な人気を誇るMOLESKINEのダイアリー手帳。
デイリーのフォーマットは1つだが、外装のラインナップが豊富で、1月始まりの12ヶ月ダイアリー/7月始まりの18ヶ月ダイアリー/ソフト・ハードカバー/カラー展開など選択肢が多いことが魅力のひとつ。
毎年登場する限定版ダイアリーはファンにはたまらないラインナップとなっています。
サイズはPOCKETとLARGEサイズがあり、ほぼA6、A5サイズと思ってよいです。(数センチ小さめ)
8時〜20時までの時間軸が入り、ページ全体に横罫が入っているのが特徴。日付・曜日が英語で書かれているのもデザイン的にはカッコいい。
万年筆で書くと裏写りしやすいのが難点ですが、シンプルな1日1ページ手帳を選ぶ上で外せないダイアリーです。
LEUCHTTURM1917 ロイヒトトゥルム ダイアリー
ドイツの伝統的なノートブランド、LEUCHTTURM1917(ロイヒトトゥルム1917)の1日1ページ手帳。
パッ見はモレスキンに似ているが紙質の良さはモレスキン以上で、バレットジャーナルユーザーを中心に世界中のファンから愛されています。
1日1ページ手帳は横罫のみが入ったシンプルなページ。「継続性と精巧さが他との顕著な違いを生み出す」という哲学に基づいたシンプルなデザインと、極限まで精巧に作り上げる品質そのままを表現しているように感じます。
時間軸は7時〜22時で、その下にフリースペースがあり、1日のToDoや記録をたっぷり残せる仕様になっています。
サイズ展開もA4、A5、A6と3種類あるので好みに合わせてチョイスできるのも嬉しいですね。
1日1ページ手帳の全ラインナップを比較
では、この記事に登場した1日1ページ手帳の全ラインナップを表にして比較してみます。
サイズ展開 | フォーマット | 時間軸 | ページ数 | |
ほぼ日手帳 | A5・A6 | 3.7mm方眼 | 24時間(3時間ごと) | 464ページ |
マークスEDiT | A5・B6変型・B7変型 | ドット罫 | 24時間(6〜21時) | 464ページ |
ESダイアリー | B5・A6 | 5mm方眼 | B5:6〜25時 A6:9〜24時 | 192ページ |
365デイズノート | B5・A5・B6・A6 | 5mm方眼 (A5のみ4mm方眼) | A5/B5:0時〜24時 B6:7時〜23時 A6:8時〜21時 | 368ページ |
ディスカヴァーダイアリー | A5・B6 | 5mm方眼 | 8時〜22時 | ー |
NOLTY U365 | B6 | ドット罫 | 24時間(9〜21時) | 416ページ |
torinco 1 | B6変型 | 5mm方眼 | 24時間(6〜24時) | 432ページ |
クオバディス ABP2 | ABP1:13×21cm ABP2:12×7cm | 横罫 | 7時〜21時 | ー |
ユメキロック | A5・B6 | ドット+5mm方眼 | 6時〜24時 | ー |
ミドリ MDノート | A5・A6 | 横罫 | 24時間(8〜24時) | 415ページ |
MOLESKINE | pocket・large | 横罫 | 8時〜20時 | 400ページ |
LEUCHTTURM1917 | A4・A5・A6 | 横罫 | 7時〜22時 | ー |
さいごに:手帳の選び方
1日1ページ手帳はサイズとフォーマット選びがとても悩ましい点です。
僕は手帳選びに迷った時は消去法+優先度で考えるんですが、こうすると欲しい手帳をかなり絞り込めるのでオススメ。
例えば、1日1ページ手帳を選ぶなら・・・
- 時間軸は24時間表記
- サイズはB6、もしくはA5
- 方眼罫かドット罫がいい
- 万年筆のインクが使える
など、上から優先度を付けて考えると、この記事で登場した手帳を2〜3つに絞り込むことができます。
高価な手帳を買えばその分やる気が出るのも事実ですが、手帳は1年間使うものなので、最後まで使い切れる自分に合った手帳を選ぶことが大切なんじゃないかなと思います。
2021年手帳は絶対に1日1ページ!と決めている方の参考になれば光栄です。
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