布団乾燥機とは?選び方から見たおすすめ全6機種を紹介

布団乾燥機は様々な商品があり選ぶのが難しいですが、ポイントさえ抑えておけば意外と簡単に決めることができます。

もともと「ダニ対策」として売られていた布団乾燥機ですが、今は使い方の幅も広がり、くつ・衣類乾燥ができたりイオン脱臭機能を備えている製品もあります。

マンションなどでは布団をベランダに干せなかったり、花粉や梅雨の時期も天日干しができないので、近年は室内でふとん乾燥機を使うというケースが増えています。また、寒い冬でも温まったふかふかの布団に入れてぐっすり快眠できるのも特徴ですね。

どんなタイプがあり、何が人気なのか?各メーカーごとの特徴などをまとめてみました。

布団乾燥機とは?

掛け布団と敷き布団(マットレス)の間に温風を送り、湿気を飛ばしてふかふかに乾燥させるのが布団乾燥機です。

基本的に布団乾燥機は以下のような機能があります。

  • 熱風で湿気を飛ばす
  • 高温(約50℃)で加熱することでダニ対策
  • 寒い冬は暖かい布団に入れる
  • くつ・衣類の乾燥ができる

この他にも、メーカーによっては脱臭機能搭載モデルや、アレル物質制御フィルターなどの特徴を持った製品が続々発売されています。

 

布団乾燥機の選び方のポイント

布団乾燥機には「マット式」と「マットレス」タイプの2種類があり、選択肢としてまずどちらのタイプを選ぶかが決めてになります。

それぞれの特徴をみていきます。

「マット式」タイプ

参照画像:価格.com

『本体+乾燥マット』

敷き布団と掛け布団の間に挟んで使う「フラット型」や、布団全体をマットで包み込む「巻き込み型」などがり、本格的に布団乾燥・ダニ退治をしたい方はマット式を選ぶとよいでしょう。

布団の隅々までムラ無く熱を伝えることができますが、乾燥マットが大きいため、設置・片付けに手間がかかり収納場所も必要になるのがデメリットです。

マット式を選ぶポイントは以下の通り。

メリットデメリット
  • 布団を隅々までしっかり乾燥
  • 本格的なダニ退治ができる
  • まくら乾燥も可能
  • マットが大きいため、設置・片付けに手間がかかる
  • 収納には不便
  • ふとんのサイズをしっかり調べる必要がある

こんな人におすすめ

徹底的に布団乾燥・ダニ退治をしたい人

 

「マットレス」タイプ

画像参照元:価格.com

『本体のみ』

アタッチメント(ノズル)を敷き布団と掛け布団の間に入れるだけで使うことができます。

そのため、セットや片付けの手間が不要なので、気軽に使えるのがマットレス式の最大のメリットです。

ふとんの乾燥・暖めからダニ退治まで一通りのモードが用意されている商品がほとんどですが、マット式に比べて温風が隅まで届きにくいというデメリットもあります。

マットレス式を選ぶポイントは以下の通り。

メリットデメリット
  • 簡単セット気軽に使える
  • 収納に便利
  • くつ・衣類乾燥も手軽にできる
  • 隅まで温風が届きにくい
  • 本格的なダニ退治には不向き

こんな人におすすめ

手軽さ重視で、毎晩使いたい

 

「マット式」と「マットレス」タイプのどちらがオススメ?

今はほとんどのメーカーが「マットレス」タイプを大きく取り扱っています。

三菱電機などマット式にこだわるメーカーもありますが、トレンドとしては手軽に使えるマットレスタイプが市場に多く出回っているのが現状です。

布団乾燥からダニ退治、くつ・衣類乾燥などが簡単にでき、寒い冬などは寝る前に10分使うだけで布団の中を暖かくすることができるなどのメリットが多いのため、はじめて布団乾燥機を使う方にとってマットレスタイプはオススメです。

 

布団乾燥機の電気代は?

1回30分乾燥させる場合、平均的な電気代の目安は10円程度です。

(例:650Wの製品で30分間乾燥した場合は約9円)

1ヵ月毎日30分使った場合、約300~500円程度となる計算ですね。

製品や動作モードによって電気代は大きく異なりますが、

1回で10~20円程度が目安

と考えておくと良いと思います。

 

では、そんな布団乾燥機はどんなモデルがあるのか、最新の人気機種をまとめました。

【メーカー別】布団乾燥機おすすすめ人気機種6選

メーカー(全6社)ごとに各ショッピングサイトでの上位人気機種をラインナップし、販売価格から機能面、レビュー等からオススメ度を掲載しています。

 

アイリスオーヤマ『カラリエ FK-C2』[マットレス]

  • コスパに優れている
  • コンパクト(1.8kg)でパワフル温風
  • ダブルサイズまで対応
  • 多彩なモードで一年中使える
  • くつ乾燥・衣類乾燥に対応
  • アロマトレー付き

オススメ度:

低価格で使い勝手が良いと評判の「カラリエ FK-C2」は、ふとんにホースを入れるだけで使えるマット不要の布団乾燥機です。

コンパクトサイズでパワフル温風(旧型「FK-C」より風量・出力ともに120%パワーアップ)のため、ダブルサイズの布団にも対応しています。風を送るノズル部分にあるフラップを立ち上げることで、ふとんの中に空間を作って広範囲に温風を送ることができます。

4種類のモード(冬モード乾燥・夏モード乾燥・あたため・ダニモード)があり1年中使うことができるのもポイントです。付属のアタッチメントを使うことでくつ乾燥や衣類乾燥に使用することができます。

サイズは以下の通りで、14cmの幅があれば収納できるコンパクトさも魅力です。

  • サイズ:16cm×14cm×36cm(横×奥行×高さ)
  • 重さ:1.8kg

 

日立『アッとドライ HFK-VH880』[マットレス]

  • アタッチメントが有能
  • 静音設計
  • ダブルサイズまで対応
  • くつ乾燥・衣類乾燥に対応
  • オールインワン収納ができる
  • 旧型「HFK-VH770」から大きく進化

オススメ度:

人気機種「HFK-VH770」の新型モデル「HFK-VH880」は、新たに「低騒音コース」を搭載して動作中の運転音を約37dBに抑えています。

新型は「ふとん乾燥アタッチメント」も改良され、敷布団やマットを挟むようにセットすることで、最も湿気が溜まりやすい敷布団の裏側も乾燥させることが可能になりました。

これによって敷布団と掛け布団のの間にセットする従来の使い方に加え、使い方のバリエーション増えたのが特徴です。

「ふとん乾燥」は約30分のスピード乾燥で、「足もと暖め」は約5分となっており、寝る前にすばやく足もとを暖めることができます。もちろん、ダニ対策やくつ・衣類乾燥まで対応しています。

アタッチメントやホース類を本体に入れられる「オールインワン収納」によって、手軽に収納・出し入れができるため、マットレスタイプの使い勝手の良さを最大限に引き出している設計がされています。

  • サイズ:28.3cm×21.7cm×33.8cm(横×奥行×高さ)
  • 重さ:4.3kg(付属品収納時)

 

三菱電機『布団クリニック AD-X80』[マット式]

三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC)
¥16,000(2024/10/13 07:41:22時点 Amazon調べ-詳細)
  • こだわりのマット式
  • しっかりとダニ退治
  • 暖めるだけならマット不要
  • くつ乾燥・衣類乾燥に対応
  • 収納には不便
  • 価格は高め

オススメ度:

マット式の購入を考えている方はダニ対策能力の高さを重要視されていると思いますが、そんな方にオススメしたいのが、あえてマット式にこだわる三菱電機の布団乾燥機。国内で初めて布団乾燥機を発売したメーカーでもあります。

ふとんを暖めるだけならマット不要でホースのみで使うことができます。

「まくら用乾燥マット」も付属しているので、枕の乾燥・ダニ対策もでき、子供のぬいぐるみなども同じようにマットに包み込んで清潔にすることが可能です。

また、ふとんの間にマットを挟むだけで使える「フラット式」と、マジックテープを使って布団全体を包み込む「巻き込み式」の両方に対応したハイブリットタイプなので、日常使いから本気でしっかりと布団乾燥をしたい方はこちらを検討してみると良いと思います。

  • サイズ:35.5cm×31.4cm×16.1cm(横×奥行×高さ)
  • 別途マットの収納が必要
  • 重さ:3.6kg

 

象印『スマートドライ RF-AC20』[マットレス]

  • セットが簡単
  • 薄さ13cmのスリムサイズ
  • Wファンでパワフル
  • くつ乾燥・衣類乾燥に対応
  • 薄さ13cmで収納できる
  • アレル物質制御フィルター

オススメ度:

象印は国内で初めてマットレスタイプのふとん乾燥機を発売したメーカーです。

薄さ13cmでサッと設置して使用できるので便利。Wファンと大きな吹出口による大風量でふとん内をパワフルに乾燥させます。

そのため「お急ぎコース」なら10分で足もとから首元までふとん内を暖めることができます。

フィルターでキャッチしたダニの死骸や花粉などのアレル物質を抑制する「アレル物質抑制フィルター」つき。

製品デザインがイマイチと感じる方も多いようですが、とにかく簡単に使えるように設計されているので毎日使いたい方にはオススメです。

  • サイズ:28cm×13cm×35cm(横×奥行×高さ)
  • 重さ:4.1kg(コードバスケット含む)

 

パナソニック『FD-F06X2』[マットレス]

  • 2ステップで簡単セット
  • ロングホースで使いやすい
  • ナノイー搭載タイプ
  • くつ乾燥・衣類乾燥に対応
  • 奥行き14cmのスリムタイプ
  • 3.3kgの軽量タイプ

オススメ度:

ノズルを持ち上げて、ふとんの間に挿すだけでの2ステップで使えるパナソニックの「FD-F06X2」は、ナノイー搭載で臭いの脱臭に効果があるとされています。

旧型機に比べてロングホースの長さが約20%アップし、様々なベッドの高さに対応できるようになりました。重さ3.3kgで持ち運びもラクラク、奥行き14cmとコンパクトに収納できるのも特徴です。

ノズルとホースが一体型となったパナソニック独自の「すぐぽかノズル」は、ふとんの中に空間を作り、しっかりと暖め・乾燥ができるように設計されています。

ナノイー非搭載の低価格モデル「FD-F06S2」も発売されているので、価格を抑えたいかたはこちらもチェックしてみてください。

  • サイズ:30cm×14cm×39.8cm(横×奥行×高さ)
  • 重さ:3.3kg

 

シャープ『UD-BF1』[マットレス]

  • きのこ傘状の可愛いデザインが人気
  • プラズマクラスター対応で消臭効果
  • ダブルサイズまで対応
  • くつ乾燥・衣類乾燥に対応
  • 空気浄化に優れている

オススメ度:

インテリアに調和する可愛いデザインが人気の「UD-AF1」の最大の特徴は、アタッチメントがきのこ傘の形状になっており、ふとんの中に空間を作ることで広い範囲に温風を届けることができます。

また「プラズマクラスター+温風」で乾燥・消臭・ダニ対策に効果があり、空気浄化にも優れているモデルとなっています。

特に、他社製品と比べて「消臭」に自信を持っているシャープの製品は、カビ臭・汗臭・加齢臭・おねしょ臭、さらにはくつ・衣類乾燥などに効果的です。

もちろん一年を通して使うことができるので、インテリアとしてのデザインや空気浄化にこだわる方はおすすめです。

  • サイズ:24.3cm×24.3cm×38.6cm(横×奥行×高さ)
  • 重さ:4.0kg

 

 

以上が布団乾燥機のおすすめ人気機種になります。

ぜひ参考にしてみてください。