「西暦2000年になっても色褪せないデザイン」というコンセプトで1966年に発売された『LAMY 2000』。
50年間変わらぬデザイン・機能で、世界中から評価されている逸品です。
デザインはバウハウス出身のゲルト・ハイト・ミュラー氏。
1919年に生まれた、ドイツ・ワイマールの美術学校と工芸学校を統合した、総合芸術学校のような教育機関。その存在は教育機関にとどまらず、現代デザインの基礎を築いた、先進的な「総合芸術運動」と捉えることができる。
今回は、この優れたデザインの4色ボールペン『LAMY 2000』の魅力を語ってみたいと思います。
LAMY2000 外観
ブラックのプラスティックボディと先端が無垢のステンレスで出来ており、無駄なものを一切省いたミニマルデザインなペン。
普通の4色ボールペンと比べてみても『LAMY 2000』は同じ4色ボールペンには見えません。
これこそ美しさを追求した工業デザインの違いに思えます。
世界初のバネ式ペンクリップ
ペンクリップの裏にバネが仕込まれており、胸ポケットやノートに挟む際にしっかりと固定されます。この仕組みを作ったのはLAMYが世界初です。
色の切り変え方「振り子式」が面白い
ペンを水平にして、指定した色が上を向いている時にノックするとその色が出る仕組みです。これを「振り子式」と言います。
赤を上に向けた状態でノックすれば赤が出るようになっているのが特徴。
最大のメリットはカチャカチャ音がしないので、会議などで使用しても大きな音を立てることなく色を切り変えれることですね。
この振り子式に慣れるとペンを見なくても感覚で色を変えることが出来るようになります。
替芯は国産に変えたほうがよい
LAMY社の替芯(リフィル)はインクフローが悪いので、国産のリフィルに変えることをオススメします。
LAMY 2000は「4C規格」と呼ばれるサイズの替芯が使えます。
LAMY 2000で使いたいオススメの4C規格の替え芯と言えばやっぱりジェットストリームの油性インク。4C規格の中で微妙にサイズが合わないゼブラなども試してみたが、やっぱりジェットストリームがダントツで使いやすい。
4C規格のおすすめ油性インクはジェットストリーム
定番のジェットストリームは油性インクです。低粘度のため経年すると滲んたりしてしまいますが、書きやすさならNo.1と断言できます。
LAMY 2000はこんな人にオススメ
様々なシーンに対応できるボールペンなので、普段使いからビジネスでも長年愛用できるのがポイントですね。
- 上質なデザインのペンを使いたい
- 長く使えるペンを持ちたい
- プレゼントとして贈りたい
個人的にもLAMY2000はこれからもずっと愛用していくペンだろうし、普遍的なデザインは未来永劫ずっと使い続けても美しいと思い続けることができるペンだと思っています。