お洒落なステーショナリーブランドとして認知されている「DELFONICS(デルフォニクス)」から2019年春に新たな手帳カバーが登場しました。
Made in Tokyoの本革手帳カバー。
レザーアイテムには目がない私も、その商品を触った瞬間に「これは上質だ・・・仕上げもしっかりている」と、細部までこだわり抜かれた高品質さを実感しました。
職人の技術を存分に感じる本物のレザーアイテム。
そんな新しい手帳カバーをDELFONICSさんより提供頂きました。すごく良い商品だけに感じたことが多々あったので“多少マニアックな視点”で紹介したいと思います!
『TOKYO MADE レザーダイアリーカバー』に触れてみた
TOKYO MADEの手帳カバーは、特別なボックスに入った“数量限定生産”ということで外箱から高級感が漂っています。
中身を取り出してご対面すると、そこには一目で分かる高級なレザーが。
植物性タンニンで鞣(なめ)された国産の姫路レザーを使い、東京の革工房で作られているそうです。
触った感触は“張りのある硬めのレザー”ですが、経年変化によって馴染みの良いツヤのある革に成長するのは間違いなさそう。
TOKYO MADEのラインナップは3タイプのあり、今回は「マンスリーサイズ」というパスポートと同じサイズのダークターコイズカラー使ってレビューしています。
サイズラインナップ一覧
サイズ(縦✗横mm) | カラー | |
B6ウィークリー | 192✗138 | 4色 |
B6マンスリー | 191✗135 | 7色 |
マンスリーサイズ | 135✗92 | 7色 |
中身を見てみると、革の裏面(トコ)はしっかりとトコ処理されていて革が毛羽立っておらず、工程の中で手間暇を掛けて作られているのがよく分かります。
革の側面のコバも「切り目本磨き」という手作業で断面を整えられており、コーティング材は使われていません。じっくりと磨かれたコバはとにかく見た目がキレイです。
TOKYO MADEと一緒に提供して頂いたのが「マンスリー ダイアリーリフィル」。ちょうどパスポートと同じサイズのこのリフィルが、TOKYO MADEマンスリーにピッタリ入るようになっています。
もうね、寸分の狂いなくピッタリ入るんですよ。
リフィルは中紐に引っ掛けて固定するタイプですが、ゴムではなく伸び縮みしない紐なのでリフィルをガッチリ固定して留めることができます。
と、ここまでざっくりと『TOKYO MADE レザーダイアリーカバー』の外観を紹介しましたが、何かに似ていると思いませんか?
あの有名なノートに似てる?トラベラーズノートと比較
あのノート、そうトラベラーズノートですね。
私自身がトラベラーズノートユーザーであるが故に、どうしても「似ている!」と思わざるを得ないのがTOKYO MADE レザーダイアリーカバー。
ただ、似てはいるけど品質も使い勝手も同じではないので、私が感じた違いを“個人的感想”としてまとめてみます。
品質の違い
TOKYO MADEが張りのある硬めのレザーであるのに対し、トラベラーズノートのレザーはナチュラルな柔らかい革です。どちらが良いかは個人の好みによると思いますが、高級感はTOKYO MADEの圧勝だと思います。
こうして1つにまとめてしまうと分かりませんが、手に取ってみるとその違いは明らかに分かります。(※上から2冊目がTOKYO MADE)
自然のままのレザーを使ったトラベラーズノートか、革職人が手を入れた革製品TOKYO MADEか、という違いがありますね。
収納できる冊数が違う
縦横サイズは同じですが厚みが違うため、複数冊のリフィルを詰め込んで使うことがでるトラベラーズノートに対し、厚みが薄いTOKYO MADEは何冊も収納することができません。
実際に2冊のリフィルを収納しようとするとカバーからハミ出してしまいます。
なので、TOKYO MADEはスケジュール帳などの“大事な1冊のために使う”という認識を持つと良いのではないでしょうか。
バンドの有無
TOKYO MADEは手帳を閉じるためのバンド類は付いておらず、革が馴染むまでは半開き状態になります。
個人的にはこの状態から経年変化でピタっと閉じるようになるのが好きなんですが、最初は違和感を感じるかも知れません。
なので、気になる方は専用の「ストライプループバンド」(Sサイズ)を使えば解決できるかと思います。
革にオイルを塗ったり日焼けをするなど、日々使い続けていたら自然と革が柔らかく馴染んでくるハズなので、バンドを使わずに経年変化を楽しむというのもアリだと思います。
国産のレザーならミンクオイルが無難でおすすめです。
さいごに
このように、どうしてもトラベラーズノートと比較せざるを得ませんでしたが、決して同じモノとして考える必要はなさそうですね。高品質であるがゆえに「なんか大人だな」と感じる手帳カバーだと思います。
革を育てる魅力がたっぷりと詰まったこだわりの手帳カバー。
そんな印象を強く受けました。
デルフォニクスを愛用している方はもちろんですが、パスポートサイズ、B6サイズの手帳を使っている方はぜひチェックしてみてください!
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