【注文住宅】外壁を総タイルにしことによるメリットやメンテナンス・初期費用などについて

自宅の印象を大きく変える外壁は、見た目の良さだけではなく初期コストや将来のメンテナンス費用のことも考慮しなくてはなりません。

これがあるから住宅は悩むのだ。。。

私は総タイル外壁で家を建てたので、タイル外壁を選ぶべきか迷っている人に向けてメリットやデメリットを語ってみたいと思います。

住宅メーカーによって選べるタイルは異なるので、カタログ請求などをして比較してみると各社の特徴などが分かりやすいのでオススメです。

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外壁タイルは「セラビオR」

タイル外壁の最大の特徴は重厚感と高級感があり美しいということ。一般的なサイディング外壁と違い、目地が出ないもの美しさの理由だと思います。

またタイルはメンテナンスフリーと言われるだけあって、将来的な莫大な修繕費がかからないという点もメリットでしょう。

タイルには数多くの種類がありますが、私が選んだのがこちら。

 INAX「セラビオR」

INAXから出ているHALALLシリーズ(カタログはLIXIL)のセラビオRは、タイル外壁の中で有名な商品で流通が多いタイルの一つだそうです。

タイルにしてはそこまで高額ではなく、ボコボコしたデザインから高級感を感じる人気商品だそうです。

 

カラーは黒×ベージュの2色に

タイル外壁-カラー

日の当たる南側は明るい色、日陰となる北側はダークな黒にしました。

これにはちゃんとした理由があります。

黒にした理由は、北側は日が当たらないので湿気が溜まりやすく、外壁に苔・カビ・水垢などの汚れが目立ちやすくなるので、それを想定して暗い色の外壁にしました。

逆に南側は苔やカビが生えづらいので、明るい色にして色の差を出しました。

タイル-セラビオR 総タイル-外壁

本来、外壁の色は自分の好きな色にしたいと思うのが普通ですが、将来的に必ず起こる汚れや変色のことまで考えると選択肢は変わってきます。

特に北側の外壁は気を付けてたほうがよさそうです。15年も住めば見た目の違いは歴然とするでしょう。

 

タイル外壁にしたメリット

タイルは塗装したものではないから色褪せしにくい

タイルは高温で焼成した″焼きもの″なので、塗装で着色していないため、色褪せがほとんどなく経年しても色の劣化がないのが利点です。

 

基本的にメンテナンスが不要

タイル外壁は原則塗り替えが不要なのでメンテナンスコストと手間を軽減でき、やることは洗浄くらいです。

また、あまり想定したくないですが、万が一大きな地震などの災害でタイルが剥がれてしまっても、剥がれた箇所だけタイルを貼りつければ修繕完了です。

施工時に余ったタイルは貰えるので、ボックスなどを購入して保管しておくと良いでしょう。

 

タイル外壁のデメリット

タイルは重たいので構造を選ぶ

一般的なモルタルやサイディング外壁に比べてタイルは重たい素材のため、その重さに十分耐えうる構造でなくてはなりません。

我が家は軽量鉄骨なのでタイルの重さは問題ありませんでしたが、木造住宅でタイルにする場合は建築士さんと相談する必要がありそうです。

 

初期費用が高い

タイル外壁の最大のネックは価格です。

一般的なサイディング外壁に比べて、+150万円~それ以上かかると考えてよいと思います。

最も価格の安いタイルでもサイディング外壁やモルタル塗りの外壁価格の安さには勝てません。

その代わり「修繕費用」がほとんど掛からないということも視野に入れておくのがポイントです。

 

外壁を総タイルにした理由は「将来的なメンテナンスコストを抑えたい」

 

住宅を設計する際、メンテナンスコストを抑えた家を建てることを目指していて、中でもタイル外壁は住宅の長寿命化に求められる強さが特徴なので、そのためなら初期投資が増えてもいいと考えていました。

過去に古民家の中古住宅に住んだことがあり、毎年のように修繕にお金が掛かるというツライ経験をし、これにはお金以上に″立ち会い工事の必要″など大切な時間を浪費します。これが本当に面倒だったんですよね。

タイル外壁にしたことにより、我が家の住宅メンテナンススケジュールに「外壁の修繕リフォーム」という項目はありません。

通常、外壁の修繕(張り替えや再塗装)は数十~数百万を要します。某大手ハウスメーカーのへー○ルハウスは外壁の修繕に400万を要します。(実際にへー○ルハウスとは何度も打ち合わせをしてきました)

30年以内にこの額をポンと払う自信はないですね。

 

まとめ

注文住宅・建て売り住宅・中古住宅など問わず、家を買うということこは将来的に自分で管理していく必要があり、特に外壁の修繕はメンテナンスコストの中でも最もお金が掛かる箇所ではないかと思います。

価格、メンテナンス費用、見た目、修理の手間などなど、様々な視点から考えて、自分にとって最適な選択が出来るといいですね。

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