カジュアル万年筆を代表する商品として「PILOT カクノ」を挙げることができますが、もはや“コスパ最強”と断言してもいい万年筆と断言できるほどのペン。
万年筆は気軽に買えないと認識している人が多いが、“カクノは1,000円で買える万年筆”としても有名です。初心者からコレクターまで気軽に手を出せるし、万が一気に入らなくても許せる金額。
そんな「PILOT カクノ」の良さや、実際に使った感触などをご紹介。
個人的には おすすめ度: という感じです。
その後、キャップをカスタマイズ(交換)できるパーツ「Smart-Clip ver 02」を購入しました。
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PILOT カクノ
“きっと書くのが楽しくなる”
そんなキャッチフレーズのもと展開されているカクノ。その名の通り、低価格な万年筆であることの買いやすさ、国産ブランドとしての品質、どれをとってもバランスがよく、誰にでもおすすめできるペンのひとつ。
今回は、ライトグリーン[細字]を使ってレビューしてみます。
- 万年筆カクノ本体
- カートリッジインキ(黒)
- やさしい万年筆の使い方(説明書)
説明書が付いていますが、初めて万年筆を使う人でも分かりやすく書かれているので安心ではないかと思います。
カクノは初心者からコレクターまで愛される理由の1つとして、“豊富なカラー展開”という点が挙げられます。
では、書ける状態にセッティングしてみましょう。
付属のカートリッジインキをセットするだけ
カクノ本体をバラし、後ろから付属のカートリッジを差し込むだけ。インクがペン先に染み込むまで数分間待てば書く準備はOK。
好きなインクを使いたい人は対応コンバーターを入れれば可能だが、オススメは「CON-70」という商品。
このコンバーターはプッシュ式です。詳細はコチラの記事でどーぞ!
カクノで書いてみる[細字]
今回レビューしているのは[F:細字]です。
とにかくインクフローが良く、万年筆らしい筆圧ゼロで書ける感触を楽しめるように作られているように感じます。格安万年筆にありがちなカリカリ感はノート紙によって異なるが、とにかくインクがキレイに出るのでスラスラ書けるのは間違いありません。
持ちやすい三角グリップとキャップ式がGOOD
カクノは“さりげなく三角グリップ”になっていて、握りやすくて書きやすいように設計されています。極端な三角ではなく緩やかな三角形のため、ソフトに握れるのが良い。
長時間使っても力を入れずに文字が書けそうな気がします。
また、キャップ式のため書きたい時にすぐ書けるというのもいい。高級万年筆のキャップは気密性を高めるために回転式のものが多いが、利便性だけを考えると実はキャップ式のほうが使いやすい。数ヶ月間放置してしまうとインクが固まってしまう可能性があるが、水に漬けておけばまた使うことができる。
詳しくは以下の記事で紹介しているので参考にしてほしい。
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カクノは万年筆ながらボールペンのような利便性を持ったペン。
確かに高級万年筆と比べるとチープ感はあるものの、可愛さ重視のデザインのため比較することはできない。
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ペン先の“笑顔マーク”もかわいい
カクノのアイコンともなっている、ペン先に刻印された笑顔マークがとても可愛い。
「カクノ 透明軸」はベロ出しマークになってて更に可愛いですね。
さいごに
ということで、1,000円で買える万年筆「カクノ」を紹介してみました。万年筆業界では驚異的な大ヒットとなっている商品の魅力が伝わったでしょうか。
カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいし、つい大人買いしたくなってしまうペンだと思います。
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